日本サッカー協会の川淵三郎会長は、次期日本代表監督の初戦となる8月9日の国際親善試合(東京・国立競技場)の対戦相手として、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に初出場したトリニダード・トバゴと交渉中であることを明らかにした。 W杯1次リーグB組のトリニダード・トバゴはスウェーデンと引き分けるなど健闘したが、1分け2敗で敗退した。トリニダード・トバゴの国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは47位で、日本は18位。
トバゴW杯無得点のまま1次リーグ敗退決まる W杯初出場のトリニダード・トバゴは20日、パラグアイと対戦、勝てば決勝トーナメント進出の可能性もあったが0−2で敗れ、2敗1分けで4位。W杯無得点のまま1次リーグ敗退が決まった。パラグアイが1勝2敗で3位となった。 決勝T進出には勝利が絶対条件のトリニダードは、序盤から果敢に敵陣に迫ったが、前半25分にDFサンチョが相手FKを頭でクリアし損ね、痛恨のオウンゴール。その後も逆転を狙って攻め込むが、逆にW杯出場通算7度目のパラグアイから老練なカウンターを仕掛けられ、後半39分にはFWバルデスにとどめを刺され、万事休した。 カリブの小国トリニダードはB組の「1弱」とされたが、初戦でスウェーデンを相手に粘り強く守り、0−0の大健闘。W杯初の勝ち点を挙げたが、最後までW杯初ゴールは遠かった。主将のヨークは、かつて英プレミアリーグ・マンチェスターUの点取り屋として活躍したが、34歳で迎えた今大会は中盤で攻守のつなぎ役に徹した。 17歳から代表で主力を務める国民的英雄のW杯が終わった。
三都主の2ゴールで勝利、オシムジャパン初戦を飾る サッカー日本代表は9日、東京・国立競技場でトリニダード・トバゴ代表と国際親善試合「KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ 2006」を行い、三都主の2ゴールでオシム監督新体制の初戦を2−0の勝利で飾った。 日本の先発は、田中隼(横浜FM)、闘莉王(浦和)、鈴木(浦和)、山瀬(横浜FM)、我那覇(川崎)ら初代表の選手を多くそろえたフレッシュな顔ぶれとなった。 日本は立ち上がりからスピード溢れる攻撃を仕掛け、前半17分に三都主(浦和)が直接FKから先制。その5分後にも最終ラインの裏へ抜け出した三都主が再びゴールを決めて、追加点を奪った。 <日本代表 出場メンバー> GK:川口能活(cap) DF:田中マルクス闘莉王、坪井慶介→栗原勇蔵(後半16分) MF:田中隼麿、駒野友一、鈴木啓太、長谷部誠→中村直志(後半29分) 山瀬功治→小林大悟(後 半11分)、三都主アレサンドロ→坂田大輔(後半41分) FW:我那覇和樹→佐藤寿人(後半21分)、田中達也 試合開始 トリニダード・トバゴボールでキックオフ 前半17分 日本 GOAL!! ゴール正面約20メートルの位置で得たFKを三都主が左足でキック。ボールは鋭く曲がり落ち、ゴールに吸い込まれる。三都主がオシムジャパン初ゴールをマーク! 前半22分 日本 GOOAL!! センターサークル付近でボールを受けた駒野が、DFラインの裏に浮き球のパス。2列目から飛び出した三都主がパスを受けてGKと1対1となり、落ち着いてループシュート。これが決まり日本がリードを広げる 日本は前半から多彩なポジションチェンジで相手を幻惑。全員が豊富な運動量で動き回り、2トップの我那覇、田中達にクサビを入れて次々とチャンスを作り出した。そして前半17分、ゴール正面約20メートルの位置で得たFKを三都主が直接沈めて先制すると、その5分後には駒野の浮き球パスを再び三都主が決めた。わずか3日間の練習にもかかわらず、日本は動きの質・量ともにトリニダード・トバゴを圧倒。心配なのは後半のスタミナ切れか。後半、オシム監督がどういった選手交代をしてくるかに注目が集まる。 試合終了 終了のホイッスル。オシムジャパン、初戦で2−0の勝利 日本は後半に入りやや運動量が落ちたものの、途中交代で入った選手たちが効果的なプレーを披露。後半18分に小林が約25メートルの距離からミドルシュートを放てば、後半33分には中村がペナルティーエリア正面から低く抑えたシュートを放ち、きわどいシーンを作った。守っては闘莉王を中心としたディフェンスラインが集中した守備を見せ、後半31分にCKから相手をフリーにした以外には綻びを見せなかった。追加点こそ奪えなかったものの、新監督就任初戦としては上々の滑り出しといえるだろう。
<日本代表 出場メンバー> GK:川口能活(cap) DF:田中マルクス闘莉王、坪井慶介→栗原勇蔵(後半16分) MF:田中隼麿、駒野友一、鈴木啓太、長谷部誠→中村直志(後半29分) 山瀬功治→小林大悟(後 半11分)、三都主アレサンドロ→坂田大輔(後半41分) FW:我那覇和樹→佐藤寿人(後半21分)、田中達也 試合開始 トリニダード・トバゴボールでキックオフ 前半17分 日本 GOAL!! ゴール正面約20メートルの位置で得たFKを三都主が左足でキック。ボールは鋭く曲がり落ち、ゴールに吸い込まれる。三都主がオシムジャパン初ゴールをマーク!