公式予選第1ピリオド:ウェーバーがノックアウト!
2006年F1第9戦カナダGPは公式予選のときを迎えた。現地時間午後1時よりモントリオールのサーキット ジル ヴィルヌーヴにおいて第1ピリオドが開始されるが、セッション開始直前の気温は26℃、路面温度48℃、湿度40%、午前中同様に快晴のコンディションに恵まれた。
セッション開始と同時にトヨタのラルフ シューマッハが真っ先にコースへと出ていく。そしてチームメイトのヤルノ トゥルーリ、MF1レーシングのクリスチャン アルバース、ウィリアムズのニコ ロズベルグ、マーク ウェーバー、MF1レーシングのティエゴ モンテイロ、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、トロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィ、スーパー アグリのフランク モンタニーも続いていく。
開始2分にはトロ ロッソのスコット スピードもコースへ。開始3分、まずはラルフ シューマッハが1分22秒019のターゲットタイムを記録する。マクラーレンのキミ ライコネン、ホンダのルーベンス バリチェロ、スーパー アグリの佐藤 琢磨、ホンダのジェンソン バトン、レッドブルのクリスチャン クリエン、デビッド クルサードがピットアウト。ロズベルグが1分17秒817でトップタイムを更新、ハイドフェルドはタイム計測を行なわずにピットに戻っている。
残り10分、トロ ロッソのスピードが1分17秒769でトップへ。マクラーレンのファン パブロ モントーヤがコースイン。ライコネンが1分17秒574でトップタイムを記録する。残り8分50秒でフェラーリはフェリペ マッサからガレージアウト。スピードが1分17秒164でトップのポジションを奪い返す。
残り8分でルノーのフェルナンド アロンソがピットアウト。ミハエル シューマッハもすぐにそれを追う。ライコネンが1分16秒778でトップスポットへ。残り7分を切ったところでチームメイトのモントーヤが1分16秒509を記録してトップへ。ルノーのジャンカルロ フィジケラがピットアウト。
残り5分50秒でようやく地元のヒーローであるジャック ヴィルヌーヴがBMWザウバーのガレージを離れる。これですべてのドライバーがコースインを行なったことになる。
残り5分18秒、アロンソが1分16秒247でトップタイムを記録する。一方、ミハエル シューマッハの最初のタイムは1分20秒372で15番手となっている。残り5分でのノックアウトドライバーは佐藤、ラルフ シューマッハ、フィジケラ、クルサード、ハイドフェルド、ヴィルヌーヴとなっている。
残り4分10秒、アロンソが1分15秒350でトップタイムを更新する。フィジケラが2番手タイムを記録し、ミハエル シューマッハがさらにそのタイムを更新する。BMWザウバーのハイドフェルドが3番手、ヴィルヌーヴは9番手のタイムを記録している。
残り2分40秒でモンテイロ、アルバース、ウェーバー、モンタニー、佐藤、クルサードがノックアウトゾーンとなっている。ライコネンが2番手タイムを記録。
残り1分50秒、クルサードとウェーバーがノックアウトゾーンを脱出、スピードとロズベルグが降格圏内へと落ちてきた。残り25秒でロズベルグが8番手タイムを記録し、チームメイトのウェーバーが再びノックアウトゾーンへ。ここでセッション終了。
カナダGP公式予選第1ピリオドの結果は、1位フェルナンド アロンソ、2位キミ ライコネン、3位ミハエル シューマッハ、4位ニック ハイドフェルド、5位ジャンカルロ フィジケラ、6位ファン パブロ モントーヤ、7位フェリペ マッサ、8位ニコ ロズベルグ、9位ヤルノ トゥルーリ、10位ジャック ヴィルヌーヴ、11位デビッド クルサード、12位ヴィタントニオ リウッツィ、13位クリスチャン クリエン、14位ジェンソン バトン、15位ラルフ シューマッハ、16位ルーベンス バリチェロとなっている。
このセッションでノックアウトとなったのは17位マーク ウェーバー、18位スコット スピード、19位ティエゴ モンテイロ、20位クリスチャン アルバース、21位佐藤 琢磨、22位フランク モンタニーとなっている。
公式予選第2ピリオド:BMWザウバー勢が脱落!!
カナダGP公式予選は第2ピリオドのときを迎え、現地時間午後1時20分に予定通り15分間のセッションが開始された。セッション開始時の気温は26℃、路面温度40℃、湿度37%となっている。
まずはセッション開始と同時にトロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィがコースへと飛び出していく。BMWザウバーのジャック ヴィルヌーヴ、ウィリアムズのニコ ロズベルグ、トヨタのヤルノ トゥルーリ、ルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラ、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、トヨタのラルフ シューマッハ、レッドブルのデビッド クルサード、クリスチャン クリエンも続いていく。
開始3分、まずはリウッツィが1分16秒874のターゲットタイムを記録する。ヴィルヌーヴが1分16秒228でトップタイムを更新する。すぐにロズベルグが1分15秒773でトップへ。さらにアロンソが1分14秒726で大幅にトップタイムを更新する。マクラーレンのキミ ライコネン、ファン パブロ モントーヤ、ホンダのルーベンス バリチェロ、ジェンソン バトンもコースへと出ている。
開始4分の時点でフェラーリ以外の14人のドライバーはすでに動きを見せている。残り9分25秒でフェリペ マッサがフェラーリのガレージを離れる。その30秒後にはチームメイトのミハエル シューマッハもコースへと出ていく。
残り6分23秒でミハエル シューマッハが1分15秒432で5番手タイムを記録し、これで16人すべてのドライバーがタイムを記録したことになる。この時点でのノックアウトゾーンはバリチェロ、バトン、ヴィルヌーヴ、クリエン、クルサード、リウッツィとなっている。
残り5分10秒、ミハエル シューマッハは1分15秒139で2番手タイムを記録し、安全圏内へ。
残り3分、ルノーとフェラーリ以外のすべてのドライバーがコースに出ている。残り2分15秒、リウッツィがタイムを更新するが、13番手でノックアウト圏内から抜け出せない。
残り50秒、ヴィルヌーヴが9番手タイムを記録するが、バトンとバリチェロがさらに上まわっていく。これによってハイドフェルドとラルフ シューマッハがノックアウトゾーンへ。ここでセッション終了。
カナダGP公式予選第2ピリオドの結果は、1位フェルナンド アロンソ、2位ミハエル シューマッハ、3位ファン パブロ モントーヤ、4位ニコ ロズベルグ、5位キミ ライコネン、6位ジャンカルロ フィジケラ、7位ヤルノ トゥルーリ、8位フェリペ マッサ、9位ルーベンス バリチェロ、10位ジェンソン バトンとなっている。
第2ピリオドでノックアウトとなったのは、11位ジャック ヴィルヌーヴ、12位クリスチャン クリエン、13位ニック ハイドフェルド、14位ラルフ シューマッハ、15位ヴィタントニオ リウッツィ、16位デビッド クルサードとなる。
カナダGP公式予選最終ピリオドはまもなく開始される。
ルノーの2台を先頭に、いつものように参加するドライバーがピットレーンに整列する。このセッションに参加するドライバーはルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラ、マクラーレンのキミ ライコネン、ファン パブロ モントーヤ、フェラーリのミハエル シューマッハ、フェリペ マッサ、トヨタのヤルノ トゥルーリ、ウィリアムズのニコ ロズベルグ、ホンダのルーベンス バリチェロ、ジェンソン バトンとなっている。
最初の計測ラップを終えてのオーダーは、1位ミハエル シューマッハ、2位フィジケラ、3位バリチェロ、4位ライコネン、5位アロンソ、6位ロズベルグ、7位マッサ、8位モントーヤ、9位トゥルーリ、10位バトンとなっている。
セッション残り10分でのオーダーは、1位ライコネン、2位ミハエル シューマッハ、3位アロンソ、4位フィジケラ、5位モントーヤ、6位マッサ、7位バトン、8位バリチェロ、9位トゥルーリ、10位ロズベルグとなっている。
残り9分10秒、フェラーリの2台が同時にピットへ。残り8分でルノーのフィジケラとアロンソが1−2体制のタイムを記録する。マクラーレンのライコネンがピットへ。
残り6分40秒、ルノーのアロンソとフィジケラが同時にピットへ。残り6分07秒、ミハエル シューマッハが1分16秒284でトップタイムを記録。
残り4分31秒、ライコネンが1分15秒564でトップタイムを記録する。そして残り3分50秒でアロンソが1分14秒942でトップタイムを塗り替える。ホンダのバリチェロ、トヨタのトゥルーリ、ウィリアムズのロズベルグ、フェラーリのマッサ、マクラーレンのライコネンがタイヤ交換を行なう。モントーヤもピットへ。
残り2分40秒、ホンダのバトンとルノーのアロンソもタイヤ交換に向かう。フィジケラとミハエル シューマッハもそれに続く。セッション残り20分でのオーダーは、1位アロンソ、2位ライコネン、3位フィジケラ、4位ミハエル シューマッハ、5位マッサ、6位モントーヤ、7位バトン、8位バリチェロ、9位トゥルーリ、10位ロズベルグとなっている。いよいよ最後のタイムバトルが開始される。
残り40秒、ロズベルグが1分16秒012で4番手へ、すぐにトゥルーリが1分15秒968でロズベルグを上まわる。
ここでチェッカーフラッグ。モントーヤが1分16秒228で6番手へ。フィジケラが1分15秒178でチームメイトに続く2番手へ浮上する!ミハエル シューマッハが1分15秒986で5番手タイムとなる。マッサは1分17秒209で10番手タイムに終わっている。
カナダGP公式予選ではルノーのフェルナンド アロンソがポールポジション、チームメイトのジャンカルロ フィジケラも2位に続いてフロントロー独占となった。3番手はマクラーレンのキミ ライコネン、以下は4位ヤルノ トゥルーリ、5位ミハエル シューマッハ、6位ニコ ロズベルグ、7位ファン パブロ モントーヤ、8位ジェンソン バトン、9位ルーベンス バリチェロ、10位フェリペ マッサとなっている。
モントリオールのジル ヴィルヌーヴ サーキットにおけるカナダGP公式予選においてフェルナンド アロンソが1位、ジャンカルロ フィジケラが2位となり、ルノーF1チームはフロントローを独占した。
チームにとっては1ヶ月前のスペインGP以来となる今シーズン2度目のフロントロー独占であり、フェルナンドにとってはニュルブルクリンクからはじまった5戦連続のポールポジションである。
予選では、2人のドライバーが週末を通して行なってきた力強いパフォーマンスを証明する結果となった。彼らはラバーが乗ることによるサーキットのコンディション変化に適応するためにプラクティスを通してセットアップを調整し、R26は問題なくパフォーマンスした。クルマのバランスはニュートラルで、それはドライバーたちにシケインとブレーキングゾーンで攻める自信を与えた。明日のレースは、チームのミシュランタイヤに適した暑いコンディションで行なわれると予想されている。
Grand Prix of カナダ - 25 06 2006 - 公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・アロンソ ルノー 1:14.942
2 G・フィジケラ ルノー 1:15.178
3 K・ライコネン マクラーレン 1:15.386
4 J・トゥルーリ トヨタ 1:15.968
5 M・シューマッハ フェラーリ 1:15.986
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:16.012
7 J・P・モントーヤ マクラーレン 1:16.228
8 J・バトン ホンダ 1:16.608
9 R・バリチェロ ホンダ 1:16.912
10 F・マッサ フェラーリ 1:17.209
11 J・ヴィルヌーヴ BMW 1:15.832
12 C・クリエン レッドブル 1:15.833
13 N・ハイドフェルド BMW 1:15.885
14 R・シューマッハ トヨタ 1:15.888
15 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ 1:16.116
16 D・クルサード レッドブル 1:16.301
17 M・ウェーバー ウィリアムズ 1:16.985
18 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ 1:17.016
19 T・モンテイロ ミッドランドF1 1:17.121
20 C・アルバース ミッドランドF1 1:17.140
21 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:19.088
22 F・モンタニー スーパー アグリ 1:19.152
カナダGP決勝レースは現地時間で25日午後1時、日本時間で26日午前2時にフォーメーションラップがスタートされる。
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