なんと!ワンコイン100円の充電で80キロも走行可能な電気自動車を、スバルと東京電力が共同開発したそうです。スバル:富士重工業と言えば、以前「スバル:生き残り戦略 次世代キャパシタ特許取得でも話題にしましたが、次世代電気自動車の開発でも実は先行企業なんですね。
試作車は家庭用の100ボルト電源による充電が可能で、1回8時間の充電で80キロ走行できる。まず試作車10台を群馬、埼玉支社などに導入し来年3月までに計40台を配置。2013年には3000台まで増やす計画。 公開した試作車は、ベース車両に富士重の軽乗用車「R1」を採用。冷暖房完備で定員は2人。走行中に充電が切れた場合、搭載している据置型充電器を使い、15分で80%の容量まで充電ができる。 東電では、6月下旬から試作車による実証試験を実施。1日の移動時間が比較的短い東京、神奈川などの拠点を中心に3000台の車両をガソリン車から電気自動車に切り替えていく。これにより、二酸化炭素(CO2)の排出量を一般家庭500世帯分に相当する年2817トン削減できるほか、年2億円の燃費低減効果があるという。 東電は電気自動車の開発に注力している富士重の技術を評価し、昨年9月から業務用電気自動車の共同開発に着手した。ただ、試作車の価格は10台で1億円超になるという。富士重の土屋孝夫専務執行役員は、「電気自動車普及拡大に向けた第一歩」と話しており、電池やモーターを含めたコスト低減を今後の課題に挙げている。 ■ スバル:生き残り戦略 次世代キャパシタ特許取得