公式予選第1ピリオド:佐藤 琢磨が大健闘の18番手!!
現地時間午後1時、ピットレーンのシグナルがグリーンになるとウィリアムズのマーク ウェーバー、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、ウィリアムズのニコ ロズベルグ、トヨタのラルフ シューマッハがコースへと出ていく。スーパー アグリのフランク モンタニー、トヨタのヤルノ トゥルーリ、ホンダのルーベンス バリチェロ、ジェンソン バトン、レッドブルのデビッド クルサード、クリスチャン クリエン、MF1レーシングティエゴ モンテイロ、クリスチャン アルバース、スーパー アグリの佐藤 琢磨、トロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィも続いていく。
開始2分、まずはウェーバーが1分14秒108のターゲットタイムを記録する。ラルフ シューマッハが1分13秒776でタイムを更新する。マクラーレンのキミ ライコネン、トロ ロッソのスコット スピードがピットアウト。
開始6分、アルバースが1分13秒360でトップタイムを記録。すぐにバリチェロが1分13秒286で更新し、クルサードが1分13秒180で上まわる。さらに、モンテイロが1分13秒094でトップタイムを塗り替える。マクラーレンのファン パブロ モントーヤ、フェラーリのミハエル シューマッハがピットアウト。
開始8分、ルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラ、フェラーリのフェリペ マッサ、BMWザウバーのジャック ヴィルヌーヴがコースへ。これですべてのクルマがピットアウトを行なったことになる。モントーヤが1分12秒477でトップへ。
残り5分16秒、ミハエル シューマッハが1分11秒588でトップタイムを更新。さらにチームメイトのマッサが1分11秒088で上まわっていく。すべてのクルマがタイム計測を完了した残り3分30秒の時点でのノックアウトゾーンは、ロズベルグ、ラルフ シューマッハ、トゥルーリ、リウッツィ、佐藤、モンタニーとなっている。
残り2分34秒、ラルフ シューマッハがタイムを更新して3番手へ浮上し、クリエンがノックアウトゾーンへ。一方、チームメイトのトゥルーリはピットでの作業が間に合わずに第1ピリオドでの脱落が決定となった。ロズベルグも諦めてピットに戻る。
残り25秒、クリエンがタイムを更新してチームメイトのクルサードがノックアウトゾーンへ。佐藤がタイムを更新して18番手まで浮上する。セッション終了。
F1アメリカGP公式予選第1ピリオドの結果は、1位フェリペ マッサ、2位ミハエル シューマッハ、3位ラルフ シューマッハ、4位ニック ハイドフェルド、5位ジャック ヴィルヌーヴ、6位ルーベンス バリチェロ、7位ジェンソン バトン、8位ジャンカルロ フィジケラ、9位フェルナンド アロンソ、10位ファン パブロ モントーヤ、11位ティエゴ モンテイロ、12位クリスチャン アルバース、13位クリスチャン クリエン、14位キミ ライコネン、15位マーク ウェーバー、16位スコット スピードとなっている。
ここでノックアウトとなったのは17位デビッド クルサード、18位佐藤 琢磨、19位ニコ ロズベルグ、20位ヤルノ トゥルーリ、21位ヴィタントニオ リウッツィ、22位フランク モンタニーとなっている。
アメリカGP公式予選第2ピリオドはまもなく開始される。
公式予選第2ピリオド:モントーヤがノックアウト!
BMWザウバーのジャック ヴィルヌーヴとウィリアムズのマーク ウェーバー、BMWザウバーのニック ハイドフェルドがピットアウトしていく。トヨタのラルフ シューマッハも続く。開始2分、レッドブルのクリスチャン クリエンもコースへ。
開始3分、まずはヴィルヌーヴが1分12秒391のターゲットタイムを記録し、すぐにチームメイトのハイドフェルドが1分11秒718でそのタイムを更新する。ルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラ、マクラーレンのキミ ライコネン、ファン パブロ モントーヤが一斉にコースへ。ホンダのルーベンス バリチェロとジェンソン バトン、トロ ロッソのスコット スピードもコースへと向かう。
残り8分、バリチェロが1分11秒512でトップへ。フェラーリのミハエル シューマッハ、フェリペ マッサがコースイン。
残り5分23秒、ミハエル シューマッハが1分10秒636でトップへ。チームメイトのマッサも1分11秒146で2番手に続く。残り5分を切ってもMF1レーシングの2台はピットアウトしない。残り4分でのノックアウトゾーンはウェーバー、アロンソ、クリエン、スピード、ティエゴ モンテイロ、クリスチャン アルバースとなっている。ここでMF1レーシングのモンテイロとアルバースがピットアウト。
残り2分、ウェーバーが10位に浮上してヴィルヌーヴが降格圏内へ。しかし、すぐにヴィルヌーヴが6位へ浮上して、再びウェーバーがノックアウトゾーンへ。
残り1分15秒、ウェーバーはピットに戻ってノックアウトが決定。残り1分00秒でアロンソが8位へ浮上してモントーヤがノックアウトゾーンへ。スピードもすでに諦めてピットに戻っている。
ここでタイムアップ。モントーヤはわずかにコントロールライン通過に間に合わずにノックアウト。
アメリカGP公式予選第2ピリオドの結果は、1位ミハエル シューマッハ、2位フェリペ マッサ、3位ジャンカルロ フィジケラ、4位ルーベンス バリチェロ、5位ラルフ シューマッハ、6位ニック ハイドフェルド、7位ジャック ヴィルヌーヴ、8位ジェンソン バトン、9位フェルナンド アロンソ、10位キミ ライコネンとなっている。
第2ピリオドでノックアウトとなったのは11位ファン パブロ モントーヤ、12位マーク ウェーバー、13位スコット スピード、14位クリスチャン アルバース、15位ティエゴ モンテイロ、16位クリスチャン クリエンとなっている。
アメリカGP公式予選最終ピリオドはまもなく開始される。
シューマッハ、歓喜のポール 琢磨、チーム最高順位の18番手獲得
セッション開始直前、ピットレーンには参加するドライバーが乱雑に並んでいる。このセッションに参加するドライバーは、ルノーのフェルナンド アロンソ、ジャンカルロ フィジケラ、マクラーレンのキミ ライコネン、フェラーリのミハエル シューマッハ、フェリペ マッサ、トヨタのラルフ シューマッハ、ホンダのルーベンス バリチェロ、ジェンソン バトン、BMWザウバーのニック ハイドフェルド、ジャック ヴィルヌーヴとなっている。
シグナルがグリーンになるとアロンソとミハエル シューマッハがピットレーンを並走して出口を目指し、アロンソが前でターン1へ、ミハエル シューマッハは出口の白線をまたぎながらそれに続いていく。そして10台のクルマがバーンアウト走行へと入っていく。
残り12分、BMWザウバーのハイドフェルドがバンク区間目前でスローダウンしてグリーンゾーンにクルマを止めている。コース上ではアロンソを2台のフェラーリがパスしていく。
残り7分20秒、まずはアロンソがピットへ。そしてバリチェロ、バトン、フィジケラ、ヴィルヌーヴも続いていく。この時点でのオーダーは、1位ミハエル シューマッハ、2位バリチェロ、3位バトン、4位ラルフ シューマッハ、5位マッサ、6位フィジケラ、7位アロンソ、8位ライコネン、9位ヴィルヌーヴ、10位ハイドフェルドとなっている。
次のラップにはフェラーリのミハエル シューマッハとマッサもタイヤ交換へ向かう。アロンソが1分12秒449でトップへ、すぐにフィジケラが1分12秒135でそのタイムを塗り替える。
残り4分、ライコネンがピットへ。残り3分23秒、ミハエル シューマッハが1分10秒832で暫定トップに立つ!アロンソとヴィルヌーヴが2度目のストップへ。フィジケラも続いていく。バトンもピットへ。
ここでチェッカー。ラルフ シューマッハが9番手から7番手に浮上する。
アメリカGP公式予選最終ピリオドでは、ミハエル シューマッハが通算67度目のポールポジションを獲得、チームメイトのフェリペ マッサも2番手に続いて明日は赤一色のフロントローとなる。以下は3位ジャンカルロ フィジケラ、4位ルーベンス バリチェロ、5位フェルナンド アロンソ、6位ジャック ヴィルヌーヴ、7位ジェンソン バトン、8位ラルフ シューマッハ、9位キミ ライコネン、10位ニック ハイドフェルドとなっている。
インディアナポリスでミシュラン勢が足踏みを続ける中、ブリヂストンユーザーのフェラーリはアメリカGP予選フロントローを独占する活躍を見せた。
ミハエル・シューマッハは、予選2番手のフェリペ・マッサを0.5秒以上突き放して、今季3度目のポールポジションを獲得。両ドライバーがマシンパッケージの真価をフルに発揮する一方で、ライバル勢は1秒以上もフェラーリに置いていかれた。
この結果、シューマッハにとっては通算67回目、そしてインディアナポリスで4回目のポール獲得となっている。
ミハエル・シューマッハ
「すごくうれしいよ! だって、昨日は(FIFAワールドカップで)ドイツとイタリアがそれぞれ準決勝に進出して、今日はポール獲得、しかもフェリペが予選2番手だよ。これ以上、何を望めるだろうか。仕上げは、ぜひとも明日の優勝だね。精いっぱいがんばるつもりだ。他車とずいぶんタイム差が大きいが、パッケージの持てる力を出せば、僕らの競争力がどれだけすごいかという、いい証拠だね」
「金曜日から248 F1は抜群のバランスを保っている。それに加え、ブリヂストンタイヤは、一発の速さとレース距離の速さを見せているんだ。今回はシーズン折り返しのレース。選手権のポイント差を埋める意味で、これからは一戦ごとに重要度を増す。明日から反撃開始だ」
フェリペ・マッサ
「今日はいい一日だった。これでブラジルが(FIFAワールドカップで)準々決勝に勝利してくれたら最高だね。フロントロースタートを決められてうれしいし、それがチームにとってとても重要だ。だが、これからは決勝に集中しなければね。今週末、いろいろなセッティングを試して、マシンはどんどん良くなってきた。ブリヂストンタイヤは、1周でも長距離でも素晴らしい。明日はまず、後方のライバルたちに先行されないよう、いいスタートを切ることが重要だ。きっとうまくいくと思う」
ロス・ブラウン
「今週末を通じて、マシンの動きにはとても満足している。早速、金曜日のフリー走行で、ブリヂストンタイヤが耐久性でも速さでも性能を十分に発揮しているのが分かった。決勝でも、それが反映されると確信している。今日はすべての要件が満たされたね。先週、そして今週と、いいマシンに恵まれているだけに、カナダの結果にはちょっと失望した。インディではタイヤがより良い働きをしている。それがマシン全体の競争レベルを如実に表していると思う。あとは、いいスタートを切って、望み通りのレースにするだけだ」
ジャン・トッド
「まるで夢のような予選だったね! フロントローが紅に染まったのは今季2回目だ。それをインディで達成できてうれしいのは、いくつか理由がある。まず、フェラーリを応援してくれる、アメリカのファンの声援に報いることができた。さらに、よく働いてくれるチーム、ブリヂストンをはじめとする技術パートナーと商業パートナー、そして個人的にも、すごく喜んでいる。今日は私がスクーデリアで指揮を執りはじめて満13年なんだよ」
「それらを抜きにしても、重要なのはできるだけ多くのポイントを取ること。明日は十分に優勝のチャンスはあるが、同時にそれが難しいことも認識している。そして、その決め手はエンジン周りを中心にした信頼性だ。2台とも高速サーキットで、高温という厳しい条件の下、2戦目のエンジンで戦うわけだからね。安定したタイヤ性能も欠かせない。加えてミスを未然に防ぐドライバーふたりの力量、そしてチームの働きだ。ジグソーパズルのピースがピタッとはまるように物事がうまくいけば、好結果はついてくるだろう」
アメリカGP決勝レースは、現地時間で2日午後1時、日本時間で3日午前2時にフォーメーションラップスタートとなる。
Grand Prix of アメリカ - 2 07 2006 - 公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 M・シューマッハ フェラーリ 1:10.832
2 F・マッサ フェラーリ 1:11.435
3 G・フィジケラ ルノー 1:11.920
4 R・バリチェロ ホンダ 1:12.109
5 F・アロンソ ルノー 1:12.449
6 J・ヴィルヌーヴ BMW 1:12.479
7 J・バトン ホンダ 1:12.523
8 R・シューマッハ トヨタ 1:12.795
9 K・ライコネン マクラーレン 1:13.174
10 N・ハイドフェルド BMW 1:15.280
11 J・P・モントーヤ マクラーレン 1:12.150
12 M・ウェーバー ウィリアムズ 1:12.292
13 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ 1:12.792
14 C・アルバース ミッドランドF1 1:12.854
15 T・モンテイロ ミッドランドF1 1:12.864
16 C・クリエン レッドブル 1:12.925
17 D・クルサード レッドブル 1:13.180
18 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:13.496
19 N・ロズベルグ ウィリアムズ 1:13.506
20 J・トゥルーリ トヨタ 1:13.787
21 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ 1:14.041
22 F・モンタニー スーパー アグリ 1:16.036
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