マイクロソフトが一般ユーザーへも提供を開始した「Windows Vista ベータ2」の記者説明会の「Windows Ready Boost」の話題で、外部メモリーとしてUSBフラッシュメモリーをPCに追加した場合に、USBメモリーとメインメモリーを同時に利用した加速装置が組み込まれている話が出てきました。その仕組みとは、昨年話題のi-RAMやメモリーHDDに通じるアイデア物のようです。
この「Windows Ready Boost」とは、外部メモリーとしてUSB2.0対応のリムーバブルメモリー(512MB以上)をVistaのPCに接続することで、そのメモリー容量(任意に指定可能)をメインメモリーとして、追加できる技なのですが、USBメモリーですのでフラッシュメモリが使われているため、電力を消費しないで記録データを保持することができるのです。 これをうまく活用すると、昨年話題のPCパーツとして品切れを起こしまくったi-RAMや今年中には発売されると噂のメモリー搭載HDDと同等の機能を、既存の技術で先行利用可能なのです・・・が、まぁVISTAの正式リリースが2007年な訳なので、その頃にはメモリーHDDも発売になっていると思われますから、既存PCを活用するユーザーやi-RAM入手できなかったユーザーに向けての機能かもしれません。 説明会で紹介された利用方法は、VISTAにUSBメモリーを接続した際に表示される自動再生の画面の一番下に「システムの高速化 Windows Ready Boostを使用」という項目があるので、ここを設定するだけで利用可能になるようです。 私もすでにVistaを活用していますが、手元にUSBメモリーがないので試すことはできませんが、是非メモリーを購入して試してみたい機能です。 接続の際には、アニメ009に倣い奥歯を噛締めて「加速っ装置〜」と叫びたいと心に決めています。