Movable Type 3.3 日本語版発表　タグ機能を実装

　
　新バージョン3.3の新機能は、2006年3月に出荷された企業向けブログソフトウェア「Movable Type Enterprise 日本語版」に搭載された機能のいくつかを、3.2に実装することからはじめているようなので、基本は新規開発部分はすくないのでしょうか。ベータ公開から矢継ぎ早のベータ２公開と直後の発売日決定な開発も順調のようです。ＭＴ3.3では、、投稿関連機能、管理関連機能の強化とタグ機能の実装がメインのようですが、タグはすでにプラグインも公開されていましたので、タグの設置項目がエントリーに追加になり、容易に構築できるようになっただけですね。
　
　
　管理関連新機能としては、ログフィードの出力が可能
　
　管理関連の新機能としては、ＭＴのログ記録の強化がメインのようで、エントリーログ、コメントログ、エラーログなど記録されたログをフィードとして出力できるので、ＣＭＳの作業を管理する意味ではログ機能の強化はありがたいのですが、ホスティングスペースの関係で、ログが大量にＨＤＤ要領を消費するのであれば、困ります。
　
　
　さらに強化されたポイントは、ログフィードを取得した際に、指定日投稿などのスケジュールタスクをチェックして実行する機能をＣｒｏｎ似の機能を実装したそうで、これはＣｒｏｎが使えないサーバー利用者にはありがたい機能強化かもしれません。これによりcronやWindowsタスク・スケジューラの設定は、必ずしも必要ではなくなった。
　
　
　・システム設定項目を基本 / 詳細モードにわけ、必要ないと思われる設定を見せない
　・デフォルトで登録されていたMelody、Nelsonの管理者をセキュリティを鑑みて廃止
　・迷惑コメントやトラックバックの定期的な削除
　・カテゴリー・アーカイブにつける出力ファイル名が編集可能
　
　
　さて、注目のタグ機能ですが、これはカテゴリ、日付などの分類のほか、自由にエントリータグを設定可能で、タグを容易に付与することができる。このタグをキーに検索を行ったり、タグ・クラウドの表示に使用することも可能で、流行のWeb2.0的な機能が使えるようになります。しかし、使えるようになったとしても、すでにエントリーを構築している方々はすべてのエントリーに対してタグを設定しまくる作業が必要な訳で、新規に追加するエントリーからタグが使えるようになると考えた方がよいかもしれません。
　
　
　注目の新機能以外で、実際にＭＴの利用者には、細かなチューニングの方がありがたいものですが、投稿テキストエリアのリサイズや、編集中のエントリーをパーマリンク(Permalink)でプレビューできるなど使い勝手が向上しています。これは使いやすいかもしれないですね。
　
　
　さて、いつ移行しましょうか・・・