日本のオンラインゲーム市場が拡大している。経済産業省関東経済産業局を中心に関連企業が参加する「オンラインゲームフォーラム(OGF)」が発表した「オンラインゲーム市場統計調査報告書2006(OGF調査)」で、その傾向がはっきりと出た。日本の市場規模は2005年で820億円と、04年の578億円から42%も増加している。この調査は04年から開始されているため、初めて市場拡大の様子が明確になった。
注目すべきは、家庭用ゲーム専用機とパソコンの両方をあわせたオンラインゲーム用のパッケージソフトの売り上げが223億円(04年は211億円)と微増なのに対して、月額利用料やゲームで使うアイテムを購入するための料金などから得られる運営サービスによる売り上げが596億円(2004年367億円)と62%の大幅上昇を示している点だ。