明日のスタメンが予想されビブスを付けて練習に臨んだのは、DF坪井、宮本、中澤、MF加地、中田英、中村、福西、三都主、FW高原、柳沢。ゴールマウスには川口が立つとみられ、その後アクシデントがなければ、このメンバーが本大会でも基本布陣となりそうだ。なお、DF田中は左太ももの痛みを訴え、練習を欠場している。
2004年12月にはホームにドイツを迎え、0対3と完敗を喫している日本だが、ジーコ監督は「この時期に伝統のあるチームとアウェイで戦えるのはまたとない機会。選手が一つひとつのことを経験してくれれば…」と期待を寄せる。FIFAランキングでは19位と低迷するドイツを上回る日本(18位)。果たしてW杯につながる好結果を得ることはできるだろうか。
対するドイツは、クリンスマン監督が足首を傷めているMFミヒャエル・バラックを起用しないことを示唆したほか、同じく足首に不安があるDFロベルト・フートの出場が微妙であること、ひじを故障中のDFフィリップ・ラームが間に合わない見通しであることが分かっている。
日本は明日のドイツ戦を経て、6月4日にデュッセルドルフでマルタとの最後の調整試合を行ない、同12日のグループリーグ初戦、オーストラリア戦に臨む。
「このチームになって最高のゲーム」サッカー日本代表
ワールドカップ・ドイツ大会を控える日本代表は30日(現地時間)、開催国ドイツと国際親善試合を行い、2−2で引き分けた。日本は後半、高原が2得点を挙げて一時リードしたが、その後セットプレーから2失点を喫し、追いつかれた。
「2−0から追いつかれて残念。でも今は結果よりも内容が大事。反省点も分かった。収穫のあるゲームだった。できた部分は、ゴール前で決定的なチャンスを何本も作れたこと。パス回しをきちんとやれば、強い相手であってもいいサッカーができることは自信になったと思う。
このチームになって、最高のゲームだったと思う。反省点はやはりセットプレー(での失点)。いくら練習しても、これでいいというものは、見いだせない。パーフェクトは無理だと思う。細かいところを修正していく必要がある」
強豪ドイツに善戦、現地の日本人サポーターどよめく
ドイツ国旗で染まるスタジアム。サッカーワールドカップ(W杯)に出場する日本代表は30日、開催国ドイツとの親善試合を2―2で引き分けた。02年W杯では準優勝した強豪相手の善戦に、日本人サポーターは「この勢いでW杯本戦も勝利を」と期待をふくらませた。
ドイツの好プレーの度にスタンドがどよめく。そのなかで1割にも満たない日本のサポーターは、懸命に日の丸を振った。この日2得点の高原直泰は2点目のゴールを決めると、両手をあおるようにしてスタンドの声援を鼓舞した。
東京都練馬区の予備校生・貝谷義斗さん(19)は航空会社のキャンペーンでチケットを当てた。「来年は必ず大学に合格する」と母親のこづえさん(45)を説得し、一緒に来た。「W杯で勝ち進んで、この試合のけりをつけてほしい」
ドイツ人の会社員ロース・アルフレッドさん(40)と美穂さん(37)夫妻は日独両方の応援だ。息子のニクラス君(10)とティム君(8)は右ほおに日の丸、左ほおにドイツの国旗を描いて、声をからした。ロースさんは「我が家にとって一番平和な結果。高原のユニホームを持っている息子には忘れられない一戦になった」と話していた。
ドイツメディアの関心も高く、大勢の記者が詰めかけた。「W杯前の大切なテストマッチだから」と旧東独ドレスデンから列車で9時間かけて来た新聞記者もいた。
ハンブルク近郊を拠点とするスポーツ誌の記者は高原について、「礼儀正しくて、とてもいい選手だ。ハンブルガーから移籍してしまうのは残念」と話していた。
エッセンから来たデトレフ・ブースさん(43)たちは帰り際、見知らぬ日本人サポーターと握手をし「いい試合だった」と声をかけていた。「W杯チケットは手に入れられなかったけれど、今日は楽しませてもらった」と満足していた。
初戦の
vs
オーストラリア戦(カイザースラウテルン)が来年6月12日午後3時(日本時間午後10時)キックオフ。
vs
クロアチア戦(ニュルンベルク)は同18日午後3時(同午後10時)、ブラジル戦(ドルトムント)は同22日午後9時(同23日午前4時)開始と決まった。
もう1つ興味深い点は、日本はブラジルと3戦目にまみえるということだ。“アウリベルデ”(黄と緑、ブラジルのチームカラー)が最初の2試合で勝利を挙げ、決勝トーナメント進出を決めてしまえば、パレイラ監督は主力選手の何人かを温存するかもしれない。そうなれば、あとは……。
サッカー日本代表を応援する、みんなの気持ちをひとつにする。そんなシンボルを作りたいというサポーターたちの熱い想いから、サポーターズリングは生まれました。同封の用紙に日本代表チームへのメッセージを書いて鶴を折って下さい。
DESIGN CONCEPT
ジャパンブルーハーモニー
美しい海に囲まれた国土から、世界へという次なるチャレンジに向けて、大空に羽ばたくイメージを表現。ジャパンブルー2002を基調としたカラーには、前大会への思いと新たなるスタートへの決意がこめられている。
ジャパンレッド
日の丸のシンボルカラーである赤を要所にレイアウト。日の出を表現するとともに、日本代表としてのプライドをアピール。
日本刀
大和魂を胸に抱くサムライたちの命とも言うべき日本刀。その弾丸をも切り裂く強靭さと神秘的な美しさ、刀身に波打つ刃文をデザインに反映。刃文とは、刀匠の鍛え上げたわざと経験によって生まれる文様のこと。スキルを磨き、心を鍛え、新たな挑戦へと向かうサッカー日本代表、そしてともに戦う僕らの熱い思いを打ち込まれた刃文が、2006年、世界のピッチでかつてなく大きなウェーブを巻き起こす。
日の丸/サッカー日本代表エンブレム/フットボールシグニチャー
ジャージ(トップ)のバックネック部(襟足)と、ストッキングのふくらはぎ側に日の丸をレイアウト。プレーヤーもサポーターも、ともに日の丸を背負って戦えるデザイン。また、サッカーに日本代表エンブレムは、刺繍を使った重厚感のある仕様を採用した。左袖部には、ドイツを戦い抜く鍵となる"チームスピリット"への思いをこめたマーク入り。
NEW TECHNOLOGY
FORMOTION(TM)
最新のカッティング技術と3次元工学に基づき、プレーヤーのパフォーマンスを最大限に引き出すアパレルテクノロジー、FORMOTION(TM)を採用。プレー中の動きを分析し、抜群のフィット感と快適な着心地を提供する。
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