Microsoftは、「Windows Hardware Engineering Conference(WinHEC)」において、新しい画像フォーマット「Windows Media Photo」を発表しました。 さて拡張子は.wmp?Windows Media Photoは「Windows Vista」でサポートされ、「Windows XP」でも使えるようになるそうですが、やっとインターネット時代の画像フォーマットが出てくるのでしょうか!マイクロソフトのライバルはJPEG!?
マイクロソフトでは、「ユーザーがPCをアップグレードする最大の理由の1つはデジタル写真にある」と説明して、MicrosoftがWindows Media Photoに取り組みながら、プリンタやデジタルカメラのメーカー、その他の提携企業とコンタクトをとっていたことに言及した。 デジタルメモリ(写真や映像などの思い出をデジタル化したもの)の管理が、Windows XPの後継となるWindows Vistaにおける重要な特性の1つだと、Microsoftは強調している。 発表の場でCrow氏が披露した、Windows Media Photoフォーマットで24:1に圧縮した画像は、JPEGおよび「JPEG 2000」フォーマットで同程度の圧縮をかけた画像よりも、明らかに細部まで鮮明だった。 現在の一般的なデジタルカメラに使われている圧縮比率は6:1だという。Windows Media Photoフォーマットなら、その倍の圧縮比率でもより鮮明な画像が得られるとして、同氏は「JPEGファイルの半分のサイズで済むことになる」と述べた。 携帯電話やデジタルカメラといった機器では、保存のためのスペースを節約することが特に重要だ。圧縮比率が高ければファイルが小さくなり、印刷や転送も短時間で済むし、機器のバッテリもそれだけ長くもつ、とCrow氏は言う。「ファイルのサイズを小さくできれば、あらゆる面で都合がいい」 この圧縮技術は「スマートな(賢い)」ものでもある。同氏によれば、大きな画像ファイルのごく一部だけを処理して、縮小版を表示できるという。また、画像の回転といった処理を施す場合、展開してから画像を回転、後でまた圧縮する、といった手間をかける必要がないともいう。