AppleがNikeとの提携を発表しました。驚きのコラボレーションは、なんとNikeのランニングシューズなどフットウェア製品に、iPod nanoとワイヤレスで連携可能とする「Nike+iPod Sport Kit」を搭載して、距離やペース、消費カロリーなどをiPodに保存するワイアレス・ランニングマシンに化けるのです。価格は29ドル。
Nikeは、Nike+iPod Sport Kitと連携可能なシューズ「Nike+Air Zoom Moire」を発表しました。7月中旬より発売するそうですが、なんとiPod連携機能を備えたシューズを「Nike+」と名付け、積極的に展開するそうです。今秋には、the Air Zoom Plus、Air Max Moto、Nike Shox Turbo OH、Air Max 180、Nike Shox Navina、Air Max 90の6製品を発売するなど気合入ってます。
Nike+iPod Sport Kitには、シューズの内部に取り付けるセンサーと、iPodに取り付けるレシーバーを同梱されていて。Nike+対応シューズをNike+iPod Sport Kitを使って、iPod nanoに接続すると、ランニングやエクササイズなどの記録をiPod nanoに保存できるランニングマシーンに変身させることができるのです。iPodに保存できるデータは、時間や距離、消費カロリー、ペースなどの情報で、スクリーン上で確認でき、ランニング時にはヘッドフォンからリアルタイムで音声によるフィードバックを聞くこともできる。
さらに、iTunes Music Storeに、新たにNike Sport Musicセクションを追加。nikeplus.comでも関連情報やパーソナルサービスの提供を行なう。Nikeでは「Nike+iPod」向けのジャケット、トップス、ショーツ、iPod nanoアームバンドなどを用意し、それぞれにiPod nano用の防水ポケットを備える。
NikeとApple Computerは米国時間7月13日、ロサンゼルスにあるNike専門店「Niketown」で「Nike+iPod Sport Kit」の販売を開始した。29ドルの同キットには、スニーカー「Nike+ Air Zoom Moire」に内蔵される無線センサーと「iPod nano」に取り付ける白い小型レシーバーが含まれている。NikeとiPodを接続することで、iPodは走行距離、時間、速度、消費カロリーなどの情報を記録する。希望のトレーニングプログラムを作成し、トレーニング後にiPod nanoとコンピュータを同期することで、キットに保存されたデータをグラフなどで表示することができる。またジョギング中にヘッドフォンを通して自分の進捗状態を音声で聞くこともできる。
また、 Nikeplus を利用すれば、バーチャルなレースに参加でき、米国内の他の利用者と自分の進捗状態を図で比較できる。また「iTunes」では、有名スポーツ選手が練習時に聞くプレイリストの他、ポッドキャストも提供している。Nike+iPod Sport Kitの宣伝のため、「Nike+ Trial Runs」が今後数週間かけて全米各地で開催される予定だ。Nikeはスニーカーの他に、iPodを収納可能なアームバンドや衣類などを販売している。
ナイキ、『Nike + iPod Sport Kit』での走行ルートを地図上に記録する“Map It”機能を追加