マドンナ(なんともう47歳)が13年ぶりに日本公演を行う。9月16日に大阪ドーム、同20日に東京ドームで開催する。93年に福岡、東京両ドームで8公演を行ったが、96年に長女ルルドちゃん(9)、00年に長男ロッコ君(5)を出産。01、04年のツアーは、子供が手が離せない時期でもあり、アジアは回らなかった。今回、久しぶりに世界ツアーに日本も組み込むことになった。
この日は、ロサンゼルスフォーラムで世界22カ所を回る「コンフェッションズ・ツアー」が初日を迎えた。天井から重さ1・5トンの巨大ミラーボールが降り、その中からマドンナが登場。 昨年、落馬で肋骨(ろっこつ)や足の骨を8本折った苦い経験を使い、馬にふんした男性ダンサーを、むちで調教し服従させるダンスを披露した。「ライク・ア・バージン」の演奏中は、骨折のレントゲン写真をスクリーンで公開した。 ショーマンシップは相変わらずだった。リハーサルは3カ月間、1000時間に及び、本番でもダンスで汗だくになることを考慮し、メークは目と口紅だけ。60センチの細い腰をセクシーに動かし、最後の「Hung Up」ではレオタードになって、47歳とは思えない体を見せつけた。 日本公演のチケット代は特別席5万円、S席1万4000円、A席1万1000円。特別席数は未定だが、花道で寝そべって挑発する演出もあり、「超お宝チケット」になりそうだ。 マドンナが世界ツアー開始=「問題シーン」でまたまた教会が非難 マドンナ(47)が21日、世界公演の「コンフェッションズ・ツアー」を当地で開始したが、イバラの冠をかぶって十字架に乗って登場した彼女の姿に、またまたキリスト教関係者から非難が巻き起こっている。 マドンナは、イバラの冠をかむって約6メートルの十字架に乗って登場し、「リブ・トゥ・テル」を熱唱。スクリーンには、世界の貧困をイメージするビデオが映された。これについて、英国の教会関係者は「露骨で侮辱的。マドンナが用いるキリスト教のイメージは誤っており、危険だ」と批判した上で、「この種のことに対するキリスト教徒の反応は、そう大騒ぎにならないものだが、もし、他の信仰の聖像などに対して同じことが行われたら、反応は非常に異なったものになるだろう」と語った。 1989年には、マドンナの「ライク・ア・プレイヤー」のプロモーションビデオで十字架が燃やされるなどのシーンが登場し、ローマ教会が猛反発したことがある。 コンフェッションズ・ツアーは5−7月に北米各地を巡り、その後、8月いっぱい欧州各地で行われる予定となっている。 ぴあ:マドンナ!日本公演チケット