インターネットを使った旅行予約サイトで世界最大の米エクスペディアが、日本市場に本格参入する。年内に日本語サイトを始め、まずは日本人向けの海外ホテルの予約を手がける。楽天やJTBなどネット企業や旅行会社が激しく競うネット経由の旅行予約で、競争がさらに激化しそうだ。
エクスペディアは米マイクロソフトの一事業部として95年に発足し、96年に独立した。ホテルだけでなく飛行機やレンタカー、旅行先でのツアーなどが一括予約できる「ダイナミックパッケージ」と言われるサービスが特徴で、05年の全世界の予約総額は1兆7500億円に達した。