007シリーズへの、ロジャー・ミッチェル監督(「ノッティングヒルの恋人」)の招聘に失敗したソニーが、シリーズ最新作「ボンド22(仮題)」の公開予定日を08年11月に延期した。
シリーズ第21作「007/カジノ・ロワイヤル」がリリースされる前から、「ボンド22」の公開日を08年5月2日と発表し強気な姿勢を見せていたソニーだが、ジェームズ・ボンド役としてダニエル・クレイグが続投する以外は何も決まっていない状態では無理があったようだ。
「007/カジノ・ロワイヤル」次作の公開日が早くも決定 「007/カジノ・ロワイヤル」の次作となる007シリーズ第22作目の全米公開日が、08年5月2日と発表された。「007/カジノ・ロワイヤル」がまだ公開されていない段階で、次作の公開日をマーベル原作の「アイアン・マン」(ジョン・ファブロー監督)と同じ日にぶつけてくるとは、製作のソニー/MGMにしてはかなり強気の作戦だ。ちなみに、次作のジェームズ・ボンド役は、ダニエル・クレイグの続投が決定している。また、監督については「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェルと交渉中だ。
■Casino Royale - 予告編 [形式:QuickTime サイズ:39.7MB] ■Casino Royale公式サイト(英語) - Sony Pictures 映画007のセット焼失 ロンドンの撮影所で火災 ロンドン郊外にある映画撮影所「パインウッドスタジオ」で30日午前(日本時間同日午後)、火災が発生し、英メディアによると、人気スパイアクション映画「007」シリーズの撮影セットなどが焼失した。 けが人はいないもようだが、大型の建物1棟がほぼ全焼。BBC放送によると、建物内は防音スタジオになっており、シリーズ最新作「カジノ・ロワイヤル」の撮影に使われていた。 撮影セットはイタリアの都市ベネチアを再現した大掛かりなものだったとの情報もある。被害の詳細や、映画製作への影響については明らかになっていない。 ソニー「007」最新作のセット火事、間一髪で撮影終了 映画007シリーズの制作などに使われてきたロンドン郊外の「パインウッド・スタジオ」で30日、大規模な火災があった。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが11月から各国で公開予定(日本は12月)の007最新作「カジノ・ロワイヤル」のセットも被害にあった。 BBCによると、イタリアの観光地ベネチアを模したセットは完全に火に包まれ、撮影所の屋根が陥没した。ただセットを使った撮影作業は最近、終了している。配給への影響などは公表されていないが、“間一髪”で免れたようだ。火元などは不明。 「007/カジノ・ロワイヤル」の主題歌が決定 「007/カジノ・ロワイヤル」の主題歌が、クリス・コーネルの「You Know My Name」に決定した。クリス・コーネルは、グランジ系バンド、サウンドガーデンの元ボーカルで、現在はオーディオスレイブを率いている。選択理由について、ソニー・ピクチャーズの重役は、「彼の曲は、ソウルフルでありながら、とてもタフだから」と説明。「ダニエル・クレイグと『007/カジノ・ロワイヤル』を引き立てるのに、これ以上完璧なものはありません」と語っている。
007最新作、公開日は決定でも監督は未定 シリーズ第22作目となる007最新作「Bond 22(仮題)」から、監督がいなくなってしまった。同シリーズのプロデューサーは「チェンジング・レーン」や「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッチェル監督と交渉を行っていたが、「クリエイティブ面での相違」を理由に、ミッチェル監督が辞退。 プロデューサーは「Bond 22」の全米公開日を08年5月2日とすでに発表しているため、急遽、監督を捜さなければならなくなった。シリーズ第21作「007/カジノ・ロワイヤル」は今年12月1日、日本公開される。