Silicon Graphics(SGI)は5月8日早朝(現地時間)、連邦破産法第11章(Chapter 11)を申請、同法の下で企業再生に向けて動き出した。「Indy」「Onyx」などのグラフィック・ワークステーションで人々を魅了し、1990年代にはコンピュータ・グラフィックスの世界で一時代を築いた同社だが、PCの性能向上やライバルの攻勢でしだいに苦戦するようになり、最近では科学技術計算向けスーパーコンピュータであるHPC(High Performance Computing)分野へと軸足を移していた。