XPSノートたる理由である「ハイスペック構成」としてXPS M1710にはInspiron 9400で選択できないハイエンドパーツが用意されている。CPUでは動作クロック2.16GHzのIntel Core Duo T2600が、グラフィックスコアでは先日発表されたばかりの「GeForce Go 7900 GTX」「GeForce Go 7900 GS」がXPS M1710では選択可能。
デルのXPS M1710は、Napaプラットフォームを採用したハイエンドノートPC。
従来機と同様にBTOメニューでパーツが選べ、CPUにはIntel Core Duo 2600(2.16GHz)/同2500(2.00GHz)/同2400(1.83GHz)から選べ、グラフィックスチップにはNVIDIA GeForce Go 7900 GTX(グラフィックスメモリは512Mバイト)と同7900 GS(同256Mバイト)が、メモリは2Gバイトから512Mバイトまで、Serial ATAのHDDは120/100/80Gバイトが用意されている。逆にチップセットはIntel 945P Express、液晶ディスプレイはサイズが17インチワイドで、画面解像度が1920×1200ドット表示の光沢タイプ(TrueLife)のみとなる。
GeForce Go 7900 GTXと同GSは、NVIDIAのデスクトップ向け最新GPU「GeForce 7900」シリーズをベースにしたものでそのサイズと機能、内部構成はほぼ同様。異なるのはノートPC向けグラフィックスコアで必須となるパワーマネジメント「PowerMizer 6.0」の実装と動作クロック。GeForce Go 7900 GTXはコアクロック500MHzにメモリクロック600MHz(データレート1.2Gbps相当)、GeForce Go 7900 GSはコアクロック375MHzにメモリクロック500MHz(データレート1.0Gbps相当)となる。
XPS M1710はビデオメモリをGeForce Go 7900 GTX搭載時でGDDR3を512Mバイト、GeForce Go 7900 GS搭載時でGDDR3を256Mバイト実装する。
日本におけるXPS M1710の価格はIntel Core Duo T2400、メモリ512Mバイト、HDD80Gバイト、GeForce Go 7900 GS、DVD+R DL対応DVD±RWドライブ搭載時で23万6000円、Intel Core Duo T2600 、メモリ1Gバイト、HDD120Gバイト、GeForce Go 7900 GTX、DVD+R DL対応DVD±RWドライブ搭載、Windows XP MediaCenter EditionにUSB接続TVチューナーユニットの構成で30万9000円となる予定。
TV機能が必要なければ20万円台でGeForce Go 7900 GTX搭載ノートPCが購入できる。XPSシリーズといえどそのコストパフォーマンスは注目に値する。「ノートPCでも最新の3Dゲームを大画面で美しく快適に動かしたい」というユーザーにとってXPS M1710が有力な選択肢となるのはまず間違いない。