2006年F1世界選手権第5戦ヨーロッパGPは、ドイツのニュルブルクリンクにおいていよいよ決勝レースのときを迎えた。レース直前の気温は20℃、路面温度38℃、湿度33%、これまでの2日間同様に晴れてドライコンディションとなっている。
フェルナンド アロンソを先頭に、22台のクルマがフォーメーションラップへと旅立っていく。全車問題なくグリッドに整列する。 スタート!アロンソがトップで1コーナーを通過、ミハエル シューマッハが2位、フェリペ マッサが3位、後方でスピンして接触しているクルマが数台いる!トロ ロッソのヴィタントニオ リウッツィが右リアタイヤとフロントウィングを破損している。リウッツィはデビッド クルサードと接触したようだ。 オープニングラップのオーダーは、1位アロンソ、2位ミハエル シューマッハ、3位マッサ、4位ジェンソン バトン、5位キミ ライコネン、6位ヤルノ トゥルーリ、7位ルーベンス バリチェロ、8位ジャック ヴィルヌーヴとなっている。リウッツィがターン10でスピンしてストップしており、セーフティーカー導入へ。クルサードがピットストップを行なっている。 セーフティーカー導入時のオーダーは、1位フェルナンド アロンソ、2位ミハエル シューマッハ、3位フェリペ マッサ、4位ジェンソン バトン、5位キミ ライコネン、6位ヤルノ トゥルーリ、7位ルーベンス バリチェロ、8位ジャック ヴィルヌーヴ、9位ニック ハイドフェルド、10位ジャンカルロ フィジケラ、11位ファン パブロ モントーヤ、12位マーク ウェーバー、13位クリスチャン クリエン、14位ラルフ シューマッハ、15位佐藤 琢磨、16位スコット スピード、17位ティエゴ モンテイロ、18位クリスチャン アルバース、19位ニコ ロズベルグ、20位フランク モンタニー、21位デビッド クルサードとなっている。クルサードは2周連続でピットストップを行なっている。 4周目からレースがリスタート!クルサードは結局リタイアとなっている。ビードルシケインでライコネンがバトンをオーバーテイクして4番手へ!モントーヤも1コーナーでフィジケラをパスして10番手へ浮上する! レース序盤はアロンソ、ミハエル シューマッハ、マッサが3秒以内の間隔で周回を続けている。 14周目、ウィリアムズのウェーバーがメカニカルトラブルによってリタイアとなっている。 16周目、ミハエル シューマッハが1分32秒794のファステストラップを記録して、アロンソとの差を0.6秒に詰め寄る。まもなく始まるピットストップ1回戦へ向けて間合いを詰めていく。 17周目、トップのアロンソと3位のマッサが同時にピットストップへ!アロンソは7.6秒、マッサは8.3秒で作業を終えてコースへ復帰する。 次のラップにはミハエル シューマッハもピットに戻り、7.9秒で作業を終えてコースへ復帰するが、アウトラップを飛ばしてきたアロンソが再びミハエルの前に戻る! 20周目、ホンダのバリチェロが最初のストップを8.5秒で終える。次のラップにはバトンも入って8.3秒で作業を終えて復帰する。BMWザウバーのヴィルヌーヴも同時に入って8.1秒の作業時間でコースへ。次のラップにはチームメイトのハイドフェルドも最初のストップを終える。 23周目、暫定トップだったマクラーレンのライコネンが7.9秒で最初の作業を終えて、マッサの後ろで復帰する。上位4人のオーダーは最初のピットストップ前と変わらず、1位アロンソ、2位ミハエル シューマッハ、3位マッサ、4位ライコネンとなっている。この4台はそれぞれ2秒から4秒の間隔を空けて走行している。 25周目、トヨタのトゥルーリが最初のストップを終える。次のラップにはルノーのフィジケラが8.0秒でピットストップを行ない、トゥルーリの前でレースに復帰する。 27周目、5番手を走行していたモントーヤが最初のピットストップへ。9.2秒で作業を終えて、フィジケラの直後で復帰する。次のラップにはラルフ シューマッハがストップを行なう。ジェンソン バトンがホームストレート上で白煙を上げてストップしている。 レッドブルのクリスチャン クリエンもコース上でスローダウンしている。そのままコース脇にクルマを止めて、レッドブルは全滅となる。 レースの半分が終了した時点でのオーダーは、1位アロンソ、2位ミハエル シューマッハ(+1.2)、3位マッサ(+4.4)、4位ライコネン(+4.9)、5位ロズベルグ(+25.9)、6位バリチェロ(+9.0)、7位ラルフ シューマッハ(+2.8)、8位ヴィルヌーヴ(+4.2)、9位フィジケラ(+0.4)、10位モントーヤ(+0.2)、11位トゥルーリ(+2.1)、12位ハイドフェルド(+4.0)、13位スピード(+2.0)となっている。( )は直前のクルマとのギャップ。ロズベルグはまだピットストップを行なっていない。 トップ32周目、スーパー アグリのフランク モンタニーが白煙を上げてストップしている。ホンダエンジンは連続してブローとなってしまっている。ミハエル シューマッハがアロンソとの差を0.6秒まで縮めてきている。 5番手を走行していたウィリアムズのロズベルグが33周目に最初のピットストップへ。7.2秒で作業を終えて、トゥルーリの前となる10番手でコースへ復帰。 36周目、ミハエル シューマッハが1分32秒544でファステストラップを記録してアロンソに食らいついていく。次のラップではアロンソが1分32秒532でファステストを塗り替えると、すぐにミハエル シューマッハが1分32秒523で対応する!
Grand Prix of ヨーロッパ - 7 05 2006 - 決勝 Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Points 1 M・シューマッハ フェラーリ 1:35:58.785 10 2 F・アロンソ ルノー + 3.700 8 3 F・マッサ フェラーリ + 4.004 6 4 K・ライコネン マクラーレン + 4.008 5 5 R・バリチェロ ホンダ + 1:12.005 4 6 G・フィジケラ ルノー + 1:14.001 3 7 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:14.005 2 8 J・ヴィルヌーヴ BMW + 1:29.003 1 9 J・トゥルーリ トヨタ + 1 laps 10 N・ハイドフェルド BMW + 1 laps 11 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ + 1 laps 12 T・モンテイロ ミッドランドF1 + 1 laps 13 C・アルバース ミッドランドF1 + 1 laps Did not finish 14 R・シューマッハ トヨタ + 7 laps 15 J・P・モントーヤ マクラーレン + 7 laps 16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 15 laps 17 F・モンタニー スーパー アグリ + 30 laps 18 C・クリエン レッドブル + 31 laps 19 J・バトン ホンダ + 31 laps 20 M・ウェーバー ウィリアムズ + 48 laps 21 D・クルサード レッドブル + 60 laps 22 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ + 60 laps