「ただ、君を愛してる」は、「いま、会いにゆきます」で知られる市川拓司氏の小説「恋愛寫眞 もうひとつの物語」が原作。映画は当初「天国の森で君を思う」との仮題で製作されていて、大塚が原作を読んで書き下ろした「恋愛写真」を聴いた新城監督らが同曲を主題歌に決定。加えてサビの部分の歌詞「ただ、君を愛してる」を映画のタイトルに採用した。
コンプレックスを抱えながらも恋に揺れる青年・誠人役に玉木宏、哀しい運命を背負いつつも常に明るさを絶やさない静流役に宮崎あおいという、人気・実力を伴うフレッシュなキャスティングが実現した本作。このふたりが、少しずつ惹かれあってゆく誠人と静流の心のあやを繊細に表現している。 大学で知り合い、写真を通じて交流をとっていく誠人(まこと)と静流(しずる)。誠人は同級生のみゆきに惹かれていたが、静流の存在が次第に大きくなっていく。ところがある日、静流が突然、彼の前から姿を消してしまう。その2年後、誠人はNYにいる静流から手紙をもらい、彼女に会うために渡米する。
■恋愛寫眞 ■大塚愛