「リアル鬼ごっこ」は、捕まると実際に殺されてしまう“恐怖の鬼ごっこ”をテーマにした山田氏のデビュー作。平成13年に文芸社から発売され、スリリングな展開とそそられるタイトルが若者を中心に口コミで広がり、あっという間に40万部を突破。とくに中学生の間でカルト的な人気を誇り、16年には幻冬舎から文庫版、漫画版も発売された話題作。この「リアル鬼ごっこ」が映画化され2008年2月2日公開に遂に公開される。
逃げて逃げて逃げまくれ!人気小説「リアル鬼ごっこ」が映画化。中高生を中心に大反響を呼んだ作家、山田悠介氏の都市型ホラー小説「リアル鬼ごっこ」(文芸社ほか)が映画化される。 突如設定された1週間の“殺人鬼ごっこ”から逃げる物語で、主演には昨年の映画「蝉しぐれ」で好演した俳優、石田卓也(19)を起用。単独初主演となる石田は劇中でとにかく走りまくっており、「走りっぷりを見てほしい」とPR。監督は新人の柴田一成氏。来年公開。
日本で最も多い苗字”佐藤”。ある日、テレビではその”佐藤”姓の人々が相次いで亡くなるという奇妙なニュースが流れた。事故、病気、事件、自殺と死因は様々だが、それらに不審な点や因果関係は何も見つかっていない。共通点はただ”佐藤”という姓だけ… 全国の”佐藤さん”貴方たちは余りにも多いので。少し数を減らします。
「リアル鬼ごっこ」あらすじ 物語の舞台は西暦3000年頃の国王が統治する国の話。150代目の国王は、国内に500万人もいると言われている「佐藤」の人間を抹殺する計画を立てる。国王も「佐藤」という姓を30世紀もの間代々継いできた苗字として誇りに思ってたが、国王と同じ姓を名乗る一般市民が多く存在することが気に食わない。 しかし「佐藤」を国王の命令で抹殺したのでは全国民の反感を買い国は滅亡してしまう。そこで「ゲーム感覚ではどうだ?」と言って、「佐藤」を捕まえる「鬼ごっこ」を企画する。捕まった佐藤さんは殺されてしまうが、もし生き残る事ができたら王様がひとつだけ、何でも願いを叶えてくれる。 鬼ごっこのルールは、以下の通り。 ・行われるのは夜11時から12時までの一時間。 ・行われるのは12月18日から24日までの一週間。 ・鬼ごっこが行われている間は公共交通機関は全て停止。 ・乗り物には乗ってはいけない。乗っていたら即処刑。 ・始まりはサイレンで知らせ、終わりはベルで知らせる。 ・鬼ごっこ開催時以外の23時間は、何をしていても構わない。 ・鬼は佐藤さんを見つけ次第警報音を鳴らす。 ・一週間鬼につかまらなければ王様がどんな願いも叶えてくれる。 そして全国の「佐藤」さんの命がけの鬼ごっこが始まった…。