米株式相場は下落。マイクロソフト(MSFT)の市場予想を下回る決算が嫌気されたほか、原油や金価格の上昇を受けて終日軟調な展開となった。セクター別では、銀行やヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で、自動車・自動車部品やソフトウェアが軟調。
複数のアナリストが銀行に強気の見方を示したことでシティグループ(C)が3.6%高となったほか、JPモルガン(JPM)やバンクオブアメリカ(BAC)も買われた。 予想を上回る決算を発表したシェブロン(CVX)も上昇。一方で豚肉のスミスフィールド・フード(SFD)は業績下方修正を発表して3%安。給与支払いサービスのADP(ADP)も冴えない決算を発表して下落した。ダウ構成銘柄では、マイクロソフト(MSFT)が11.4%の大幅安となった。 結局ダウは15.37ドル安の11367.14、ナスダックは22.38ポイント安の2322.57で取引を終了した。ダウ指数の1.7%、ナスダック総合指数の7.1%の比率を占めるマイクロソフト(MSFT)が約5年ぶりの大幅安となり、指数全体の押し下げ要因となった。