卓球の世界選手権団体戦第6日は29日、ドイツ・ブレーメンで女子準決勝を行い、日本は1983年以来の決勝進出をかけて香港と対戦した。 第1試合は世界ランキング17位の福原愛(グランプリ)が同12位の林菱を11―9、11―6、7―11、11―4で破り、先勝した。第2試合は全日本チャンピオンの金沢咲希(日本生命)が世界ランク8位の帖雅娜と対戦。
日本女子5連勝、男子は2敗目 世界卓球 卓球の世界選手権団体戦第4日は27日、ドイツのブレーメンで男女の1次リーグを行い、女子D組で既に1位を決めていた日本は3―0でスロバキアを下して5戦全勝、28日の準々決勝ではクロアチア(D組2位)とハンガリー(B組3位)の勝者と対戦する。 日本は今大会初登場の藤沼亜衣(ミキハウス)が先勝し、平野早矢香(ミキハウス)がストレート勝ち。エースの福原愛(グランプリ)もストレート勝ちして締めくくった。 男子B組の日本は1―3でベルギーに敗れ、2勝2敗。エース吉田海偉(日産自動車)が先勝したが、岸川聖也(スヴェンソン)と水谷隼(青森山田高)が連敗し、第4試合で吉田も敗れた。(
日本女子、準々決勝進出 卓球世界選手権 卓球の世界選手権団体戦第3日は26日、ドイツのブレーメンで男女の1次リーグを行い、女子D組の日本は3―0でシンガポールを下して4戦全勝とし、27日のスロバキア戦を残して準々決勝進出を決めた。 日本は福岡春菜(中国電力)福原愛(グランプリ)金沢咲希(日本生命)が3連勝。17歳のエース福原は世界ランキング4位のリ・ジャウェイにフルセットの末に逆転勝ちした。 男子B組の日本は3―1で強豪のクロアチアを破り、2勝1敗。エース吉田海偉(日産自動車)が先勝し、18歳の岸川聖也(スヴェンソン)が逆転勝ち。水谷隼(青森・青森山田高)は敗れたが、第4試合を吉田が制した。 日本女子、ハンガリー破り4強 メダル確実 世界卓球 卓球の世界選手権団体戦第5日は28日、独のブレーメンであり、女子準々決勝で日本は3―1でハンガリーに勝って4強入りを決めた。3位決定戦は行われないため、3大会連続のメダル獲得が決まった。29日の準決勝では、香港と対戦する。 日本は第1試合で、福岡春菜(中国電力)がラケットのラバーの接着剤に違反があったとして反則負け。しかし、そこからエース福原愛(グランプリ)、金沢咲希(日本生命)が連勝し、第4試合も福原が制した。 また、男子1次リーグ最終戦でB組の日本はフランスに1―3で敗れた。日本は通算成績2勝3敗でグループ4位となり、3位以内が出場できる決勝トーナメントに進出できなかった。 近藤欽司監督が「こんなことが自分のチームで起きるのは長いコーチ経験の中で初めて」と語るアクシデントが試合中に起きた。しかし、そのいやな雰囲気をエースの福原が打ち破った。 初戦の福岡がいったんはフルセットで競り勝った。しかし、試合後、ラバーの接着剤に規定違反があるとして、勝利が取り消され、反則負けになった。福原は第2試合をフルセットの末に勝ってベンチに戻ってから、その違反を知らされた。 第3試合で金沢がロバスに圧勝して、2―1で迎えた第4試合は福原。違反で平静でいられるはずがない第5試合の福岡には回したくない。福原の集中力が増した。王子サーブを武器に、ポタに全くつけいるすきを見せず3セットを連取。チームを勝利に導いた。 福原は「いい緊張感の中で試合ができた」と振り返る。エースとしての力を存分に発揮した試合だった。「逆に厳しい試合でも何とかなるぞという自信になった」と近藤監督。前回の銅メダルよりも上のメダルに向けて勢いができた。 日本女子、3大会連続の銅 準決勝で香港に惜敗 卓球の世界選手権団体戦第6日は29日、当地で女子準決勝を行い、日本は2−3で強豪の香港に敗れ、1983年以来の決勝進出はならなかった。3位決定戦は行われず、日本は3大会連続の銅メダルとなった。 日本は世界ランキング17位の福原愛(グランプリ)が同12位の林菱に先勝。全日本チャンピオンの金沢咲希(日本生命)は世界8位の帖雅娜に競り負けたが、福岡春菜(中国電力)が世界14位の柳絮飛に逆転勝ちして2−1とリード。しかし、エース対決となった第4試合で福原が帖雅娜に屈し、金沢も林菱に敗れた。