Wallopの創設には、「Microsoft IP Ventures」プログラムが寄与しているとされる。同プログラムは、Microsoftが研究開発を手がける革新的な新技術を、広くベンチャーキャピタリストや起業家などに提供することで早期の実用化を図るというもの。
Microsoft Technical Strategyの上級副社長、Eric Rudder氏は、2005年5月よりスタートしたMicrosoft IP Venturesについて、「この1年間に、多くの起業家やベンチャーキャピタルのコミュニティから寄せられた関心の高さは、注目に値するものだった。
今回のWallopの設立は、(同研究所から生み出された)次世代の新技術をスピーディに市場へ送り出すため、最適のパートナーと進んで協力していく当社の姿勢を示す好例となっている」とコメントした。Microsoft IP Venturesを通じて、現在30以上の新技術が提供されているという。また、Wallop CEOのJacob氏は「ソーシャル・コンピューティングの世界を大きく変える最高の機会に恵まれたと思う」と語り、今後にかける意気込みをアピールした。