Nintendo はWebサイトで、これまで「レボリューション(仮称)」としてきた次世代機の名称を「Wii(ウィー)」に決定したと発表した。遂に任天堂「Wii(ウィー)」の発売に向けて始動開始です。
この名称は英語の「We」をイメージしたもの。家庭の誰もが楽しめるというコンセプトを表しており、Wiiの「ii」は、ユニークなコントローラー、そして人々が遊ぶために集まるさまを表している。
Wii(ウィー)のバーチャルコンソール構想について、セガとハドソンが参入することを発表。メガドライブとPCエンジンのソフトが新たにダウンロード配信され、Wii(ウィー)上で遊べることが明言された。これは過去のゲームをダウンロードできるサービス「バーチャルコンソール」にて、セガのメガドライブや、ハドソンとNECが共同開発したPCエンジンで過去発売されたタイトルがダウンロードできるようになるというもの。 すべてがダウンロードできるわけではないと、どのタイトルなのかは言及しなかったが、任天堂以外のメーカーが参加することで、レボリューションはiTunesに近いものになるだろうと発言した。 これもオールドファンには懐かしく、新しいファンには新鮮に映るという仕掛けだ。他社のゲーム機がエミュレーションで遊べるという構想は、コンソールの歴史上にも例がなく、業界的にもユーザー的にも世代が一周しつつある印象を受ける。 任天堂はWii(ウィー)ではコントローラに仕掛けがあることを示唆して来た。実際に、今回発表されたコントローラは、かなり奇抜なデバイスだった。 形状はTVリモコンライクなスティック型で片手で操作できる。ガンコントローラのようにポインティングするだけでなく、コントローラのねじれや距離も測定できるという3次元コントローラだ。新コントローラを釣り竿にした釣りゲームや、指揮棒にしたオーケストラゲーム、包丁に使う料理ゲーム、歯医者のドリルに見立てた歯医者ゲームまでさまざまなゲームの例が示された。さらに、底部にある拡張コネクタにサブコントローラを接続することもできる。 ゲーム業界はファミコンから20年、順調に発達して来た。しかし、今、業界は発展するか衰退するか、岐路に立っている。 今までと同じこと(映像やサウンドを豪華にする)を続けていれば発展すると考えている人は多いが、任天堂はそう考えていない。ゲーム市場を拡大しなければ活路はなく、問題は市場(=ゲーム人口)をどうやって拡大するかにあるという。
シンプルに意訳すれば、Xbox 360やPLAYSTATION 3のようなアプローチでは、ゲーム人口を拡大しないから、ゲーム市場は衰退すると言っているわけだ。そして、こうした現状認識のもとに、2003年から、任天堂が進めてきたのは次の3つのポイントだという。 (1)ゲームから離れてしまった人を呼び戻す (2)新たに今までゲームをしていなかった人を呼び込む (3)ゲーム熟練者もゲーム初心者も楽しめる新しい商品を提案する
コントローラの変革ゲーム人口を広げるためのコントローラ
岩田氏は、ゲームコンソールのマンマシンインターフェイスのポイントは下の3つだと説明する。
(A)ゲームを触っていない人に受け入れてもらいやすい (B)ゲーム熟練者に新しい刺激を感じてもらえる (C)誰もが同じスタートラインで新鮮に楽しめる ■ 任天堂Revolutionの発売は・・・!?