3.5インチHDDの最大容量記録が500GBから750GBへと10ヶ月ぶりに記録を更新した。Seagateの最新Barracuda 7200.10シリーズが店頭に並び始め、最上位の750GBモデルも販売中だ。2005年6月に日立から500GBモデルが登場して以来、3.5インチHDDの最大容量記録が更新するのは10ヶ月ぶり。
垂直記録で50%容量アップ Barracuda 7200.10シリーズは、3.5インチHDDとしては初めて垂直記録方式を採用し、4枚プラッタで最大750GBの容量を実現しているのが特徴。シリーズには容量で200/250/320/400/500/750GBの全6種類があるほか、対応インターフェイスとキャッシュ容量の違いで全14モデルがある。ディスク回転数は7,200rpm、キャッシュ容量16MBもしくは8MB、内部転送速度は100MB/s。 垂直記録方式は2月に発売となった2.5インチHDDの5400.3シリーズの160GBモデルで採用実績があるが、3.5インチHDDでは初。これにより500GBから50%もの容量アップを実現できたというわけだ。 HDDのTB時代ももうすぐ? 最近ではRAIDも含めて複数台のHDDを組み合わせてTBクラスのストレージを用意するユーザーも少なく、HDDへの容量に対するニーズは増すばかり。これまで1TBの半分である500GBが1台のHDDとしては最大だったが、一気に750GBへとアップしたことで、いよいよ1台で1TBという期待も現実味を帯びてきた。 GB時代からTB時代への期待感からか。 □SeagateHDDを探す・価格を比較する!