Microsoftは21日、学校ドメイン名を使って学生がMSN Hotmailを利用できる「Windows Live @ edu」を学校機関に提供し始めていることを明らかにした。現在、世界各地の57校が参加しており、2006年末までにさらに100校近くが参加する予定だという。
現時点でWindows Live @ eduはMSN Hotmailベースのサービスで250MBの受信箱しかないが、2006年末頃にWindows Live Mailに移行し、2GBの受信箱が提供されることになる。 Microsoftがメールサービスのホスティングを行なうとはいえ、学校側はメールアカウントの作成や削除など必要な管理業務を行なうことができる。その上、Microsoftが提供する迷惑メールフィルタリングやウイルス対策、カレンダー、アドレス帳などのサービスもあわせて利用できる。さらに同じアカウントでMSN Messengerを使ってチャットや音声通話ができるほか、MSN Spacesを使ってブログも作成可能だ。 時に膨大な数に上る学生の送受信メールの負荷に耐えるシステムを学校が維持・管理するのは大きな負担となるが、Windows Live @ eduを利用することによってインフラはすべてMicrosoftが管理するため、学校側の負担は大幅に軽くなる。 このサービスを利用するための学校側の負担は、ごくわずかの初期投資とインフラ投資だけだという。Microsoftは学生たちが将来同社のサービスを利用してくれることを期待してWindows Live @ eduをほぼ無償で提供する。 2006-04-30 11:53:58