レオナルド・ディカプリオがアフリカ南部モザンビークで新作映画「ブラッド・ダイヤモンド」を撮影中、足に軽傷を負ったことが分かった。 メディアによると、ディカプリオさんは現地時間の21日、ロケ中に負傷し、念のため隣国の南アフリカ共和国の病院でX線写真を撮って治療を受けた。大事には至らず、撮影を既に再開したという。
コンフリクト・ダイヤモンド(「紛争地」ダイヤ。内戦が続くアフリカのシエラレオネやアンゴラなどの国々の反政府軍が、不正にダイヤモンドの取り引きをして戦争の資金にしている。 この内戦によって、何万人もの人々が犠牲になっている)とかブラッド・ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤと同じもの)を連想する人もいた。
レオナルド・ディカプリオ主演の米映画「ブラッド・ダイヤモンド」(原題)が8日、米国で封切られた。アフリカ各地の紛争の元凶ともされる「紛争ダイヤ」がテーマなだけに波紋を広げ、イメージ悪化による不買運動を警戒するダイヤ業界は戦々恐々としている。 映画の舞台は1999年のシエラレオネで、反政府勢力が拉致した住民を使ってダイヤを採掘し、軍資金にする様子が描かれている。 『ブラッド・ダイアモンド』公開に、ヒップホップ業界も騒然!? 全米公開となるレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ブラッド・ダイアモンド(原題)』にヒップホップ業界も揺れている。 この映画はアフリカの1991年に始まったシエラレオネ内戦を描くことで、ダイアモンド産業が内戦の資金源となり、貧困と暴力を招く要因となっていることを訴えるもの。『ブラッド・ダイアモンド』のサウンドトラックには ナズ (Nas)が楽曲を提供しているほか、"Diamonds are Forever"をヒットさせた カニエ・ウェスト や、 レイクウォン (Raekwon)、 ポール・ウォール (Paul Wall)らが出演するTVドキュメンタリー"Bling: A Planet Rock"の放映も予定されており、ダイアモンド産業に対する警戒を呼びかける動きがあちこちで活発になっている。 これに対しデビアスなどダイアモンド産業側がイメージ悪化を危惧、NY TimesによるとWorld Damond Councilがこの9月からキャンペーンを展開している。実は先日伝えられた ラッセル・シモンズ (Russel Simmons)のアフリカ訪問もこのキャンペーンにのっとったもので、彼はあくまでダイアモンド産業の立場から、「正しい商品を買えばアフリカを豊かにできる」と訴えていた。一方で、この発言の根拠となるダイアモンド流通の監視体制、「キンバリー・プロセス」の効果を疑問視するアムネスティ・インターナショナルやNGO団体Grobal Witnessのレポートも報告されている。 ヒップホップ・アーティストの間ではダイアモンドで身を飾ることがステイタスとなっており、この問題に対する注目が寄り集まることになりそうだ。 ■ Blood Diamond(英語) - 公式サイト 希少な青ダイヤが競売へ、落札価格は7億円の予想 世界最大ハート型ダイヤモンドが4億円、原石も続々と登場 「ブラッド・ダイヤモンド」レオナルド・ディカプリオ負傷