大リーグの松井稼頭央は21日(日本時間)、敵地サンディエゴのペトコ・パークでのパドレス戦に「8番・セカンド」で今季初めて先発出場し、3回の第1打席にランニング本塁打を放った。松井稼のシーズン初打席での本塁打は、これで3年連続。
3回表に先頭打者として登場した松井稼は、パドレス先発ジェイク・ピービーからライトフェンス直撃の打球を放ち、パドレス守備陣が返球する間に一気に本塁に生還した。 04年、日本人内野手として初めてメジャーの舞台に挑んだ松井は、開幕戦の初打席に先頭打者本塁打を放つという、鮮烈なデビューを飾った。5月までにナ・リーグの新人記録となる5本の先頭打者本塁打を放つなど、メッツの核弾頭として活躍したが、守備の乱れから調子を崩すと、95年7月から続いていた連続試合出場も「1213」でストップ。8月には腰痛で戦列を離れた。ケガから復帰後、シーズン最後の3戦はセカンドでのプレー。1年目は結局、113試合に出場し、2割7分2厘、7本塁打、44打点、14盗塁という成績に終わった。 05年も2年連続で開幕戦初打席本塁打を記録するが、以後は調子が上がらず5月中旬以降は打率.250未満で推移した。故障にも苦しみ、守備中に左膝を痛めて6月中旬から2ヶ月の故障者リスト入り。復帰後は83打数25安打の.301をマークしたが、トータルでは.255と不本意な数字に終わり06年は背水のシーズンとなる。