ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は、2005年度下半期(2005年10月〜2006年3月)における「ブログの視聴動向」の調査結果を公表した。月間の推定ブログ訪問者数はこの半年で約87万人増加したとしている。
「ブログの視聴動向」は、「ココログ」や「ウェブリブログ」、「はてなダイアリー」、「Yahoo!ブログ」など37社55のブログサービスから抽出して集計したもの。ブログへの月間推定訪問者数は2005年10月の1,369万人から、2006年3月の1,456万人へと約87万人増加。2005年度下半期の総計値は推定2,210万人になったという。 ブログの平均視聴ページ数は10月の85.7ページから3月の97.2ページに、平均滞在時間も10月の45分18秒から53分12秒へといずれも増加傾向にある。また、集計期間中に1度でもインターネットでWebに接触したユーザーを100とした場合の直近半年間のアクティブリーチ率は、2005年度下半期で67.8%に達したという。 ブログサイト訪問者の性年齢別構成割合は「男性 35〜49歳」が21%と最も多く、次いで「女性 35〜49歳」の15%、「女性 20〜34歳」の14%、「男性 20〜34歳」「男性 50歳以上」の各12%と続いている。 VRIではこうした増加傾向の背景について、総務省による「ビジネスブログ及びビジネスSNSの活用事例」の発表や「日本ブログ協会」の設立など、国をあげたブログ普及の促進があると指摘。その上で今後のブログ傾向について「個人の情報発信」に加えて、「企業の情報発信」が加速するとし、匿名性によるリテラシーやマナーなど課題はあるが、市場はこれからも拡大すると予測している。 ■ ニュースリリース http://www.videoi.co.jp/release/newsrelease/20060413.html