ランボルギーニ・ジャパンが、2月28日にジュネーブショーで発表になったニューモデル、“ランボルギーニ・ムルシエラゴ LP640”の予約受付を開始した。日本投入は今春の予定で、2007年モデルとして販売される。ムルシエラゴ LP640は、ムルシエラゴをベースに、エンジンやミッション、シャシー、ボディパーツ、内装など全面的に改良した最新作だ。
ミッションは、6速MTと6速セミオートマのe-gearが選択できる。予定価格は前者が2990万円、後者が3090万円となっている。スタイリングも性能も価格も超ド級のスーパーカーだ。 エンジンは、従来の6.2リッターV12のストロークとボアの両方を拡大することで、排気量を6.5リッターまで拡大。最高出力640ps、最大トルク67.3kg-mを発生するこのスーパーカーは、0〜100km/h加速がわずか3.4秒、最高速は340km/Lと世界トップレベルの性能を叩き出す。 フェラーリとの一番の大きな違いは、駆動方式。そう、ムルシエラーゴは、ミドシップ4WDという珍しいレイアウトを採り、前後駆動力配分=30:70という後輪に多めに駆動トルクを伝えることで、FRらしいハンドリングと優れたトラクションを生み出しているのだ。 シャシー周りについては、高速やコーナリング中のスタビリティを高めるために、スプリングやスタビライザーを強化し、電子制御ダンパーのセッティングも変更している。タイヤは、フロントが245/35ZR18、リアは335/30ZR18という極太サイズ。ブレーキはサーキット走行にも通用するという強化版が装着されている。