ニフティは31日、1987年4月から運営してきた「ワープロ・パソコン通信」サービスを終了する。ニフティのパソコン通信サービスは、1987年4月に「NIFTY-Serve」としてスタート。NECが運営していた「PC-VAN」(2001年サービス終了)とともに、当時はパソコン通信を代表する商用サービスとして利用者が拡大していた。
ニフティでは、2005年2月にサービスの段階的な終了を発表し、同年3月に「パソコン通信フォーラム」「CBシミュレーター」などのコミュニケーション系サービスを終了。 2006年3月31日をもって「FAX配信」「音声メール」「NIFTY MANAGER」「インターウェイ」の各サービスが終了し、ワープロ・パソコン通信サービスのすべてが終了する。多くのサービスについては、@niftyでWeb上の代替サービスが提供されている。 1992年9月にはWIDEインターネットとの相互接続実験を開始し、インターネットとのメール送受信に対応。1996年1月にはインターネット接続サービス(ダイヤルアップPPP接続サービス)を開始。1999年11月には富士通のインターネット接続サービス「InfoWeb」と統合し、新たに「@nifty」としてサービスを開始した。 ニフティでは、インターネットサービスを開始した後もパソコン通信の運営を続けたが、インターネットの普及とともに利用者が減少したことから、サービスの終了を決定。パソコン通信の利用者に対しては、Webでの案内とともにフリーダイヤルによる問い合わせ窓口を設けている。