Opera Mini™ は高速かつ簡単な Opera モバイルブラウザの代替ブラウザで、通常ウェブブラウザを実行できない携帯端末上でもウェブにアクセスすることができます。今日の圧倒的多数である WAP 対応の携帯電話も含まれます。
ブラウザはJava対応携帯電話向けのフルブラウザ。Webページを圧縮して携帯電話の小さな画面で見られるようにする「Small-Screen Rendering」技術が搭載されている。スタートページにはGoogleの検索ボックスが搭載され、手早くWeb検索ができるようになっている。 Opera Miniはhttp://mini.opera.comから携帯電話のWAPブラウザを介して直接無償でダウンロードできる。SMSダウンロードを介して少額の料金で入手することもできる。 ブラウザは昨年8月に発表され、ダウンロードはスカンジナビア諸国とドイツの在住者に限られていた。しかしOperaは12月に密かにこの制限を撤廃し、正式ローンチではないものの、誰でもダウンロードできるようになっていた。 Webのフルブラウジングは普通、スマートフォンか強力な処理能力を持った携帯電話でしか利用できないが、Opera MiniはWAP機能を強化して、Java対応携帯でWebを閲覧できる設計になっている。 携帯電話ユーザーは、Opera Mini Javaアプリケーション(サイズ100Kバイト未満)を自分の携帯にダウンロードできる。この小型クライアントはOperaが運営しているサーバと通信し、このサーバでWebページのサイズを縮小、携帯電話に高速転送して小型スクリーンで閲覧できるようにする。 バックエンドサーバはOperaがホスティングしており、ユーザーは携帯電話ネットワークの利用料金を別とすると、同アプリを無料でダウンロードして利用できる。Opera Miniを利用すると、Webサイトのサイズが携帯電話に送信される前に70〜80%縮小されるため、加入者が携帯キャリアに支払う料金が減るはずだという。 利用するにはJavaアプリケーションをダウンロードできる携帯電話が必要。現在使われている7億台以上の携帯電話が、Opera Miniのダウンロードに対応しているという。 Opera Mini、「W-ZERO3」「Vodafone 702NKII」など日本の端末でも動作 ノルウェーのOpera Softwareが24日に発表した無料のフルブラウザサービス「Opera Mini」が、日本国内で販売されている携帯電話の一部機種でも動作することをOpera Softwareが確認した。
Opera Miniは24日の発表でJavaのMIDPに対応している機種で動作可能だと説明していたが、該当するすべての機種で必ずしも望ましい動作が確認されているわけではないようだ。これを受けて今回、Opera Software広報が日本の端末で実際に動作を確認した。
動作を確認したのは、ボーダフォンの「Vodafone 702NK(Nokia 6630)」「Vodafone 702NKII(Nokia 6680)」、ウィルコムの「W-ZERO3」の3機種。これ以外にもウィルコムの「WX310SA」「WX310J」は、実機による確認は行なっていないものの、いずれもJavaのMIDPに対応しているためOpera Miniが動作する可能性があるという。
ただし、これらの端末からOpera Miniのサイト( http://mini.opera.com/ )に直接アクセスして案内に従ってインストールする方法では、セキュリティ上の制限がかけられているためか、ダウンロードできない機種もあるようだ。そのような場合は、いったんPCでダウンロードし、miniSDなどのメディア経由で端末にインストールすれば利用できるとしている。