「氷点」は、殺人犯の娘に生まれたヒロイン陽子と、自分の娘を殺した男の子供と知って憎しみをぶつける義母夏枝の愛憎を描いた、故三浦綾子さんのベストセラー小説。
昭和の名作ドラマ「氷点」が石原さとみ(19)主演でテレビ朝日系で今冬に放送される。 66年に内藤洋子、新珠三千代主演でテレビ朝日でドラマ化されるとブームが起こり、最終回の視聴率は42・7%をマーク。今も同局のドラマ歴代視聴率1位となっている。同年に安田(大楠)道代、若尾文子主演で映画化され、テレビ朝日では71年に島田楊子、南田洋子主演「続・氷点」、01年に浅野ゆう子、末永遥主演「氷点2001」が放送された。 今回は大型スペシャルドラマとしてリメークされる。ヒロインの石原は「今までの役以上に、せりふの言い回し、動作、目の動きなど1シーン1シーン丁寧に演じていきたい」と話した。 石原は北海道・旭川市の三浦綾子記念館を訪問し、綾子さんの夫三浦光世さんと面会。三浦さんは「原作の陽子以上にすてきな陽子になると思います」と期待している。