カルチュア・コンビニエンス・クラブグループ(CCC)でTSUTAYAを運営している株式会社TSUTAYAは22日、株式会社新星堂との業務、および資本提携に合意したと発表した。 これにより、新星堂はTSUTAYAのフランチャイズに加盟。全国店舗数1,100店舗、売上高約1,500億円で、日本最大のCD/DVD販売チェーンが誕生することになる。
TSUTAYAは業務提携にともない、6月に新星堂が発行する第三者割当増資を引き受け、出資比率14.9%の筆頭株主となる予定。また、5月に開催される新星堂の臨時株主総会決議を前提に、行使期間を取得日から3年間とする新株予約権を取得予定。これが行使された場合、TSUTAYAの新星堂に対する持株比率は48.7%となる。 業務提携の内容についてTSUTAYAは、「新星堂は幅広い世代に支持され、独自の品揃えやノウハウを保有している。そこにTSUTAYAとの人材交流などによって双方のノウハウを共有。幅広い世代のユーザーに対して魅力的な売場を開発したい」という。 さらに、将来的には「商品調達機能を一本化し、物流などの効率化を図ることで間接コストを削減し、調達力を強化したい」としている。 なお、2月末時点でTSUTAYAは全国に1,251店舗展開しており、CD/DVDを取り扱う店舗はその内878店。売上高は789億円で業界第1位。新星堂は全国に270店舗で、CD/DVDの取り扱いは230店舗。売上高は656億円で業界第2位。