2006年F1第2戦マレーシアGPは公式予選を迎え、現地時間午後2時からクアラルンプールのセパンインターナショナルサーキットにおいて15分間の予選第1ピリオドが行なわれた。 フリー走行から公式予選までの間にフェラーリの2台、そしてホンダのルーベンス バリチェロがエンジン交換を行なっている。これによってミハエル シューマッハとルーベンス バリチェロは10グリッド降格ペナルティを受けることになり、2度目のエンジン交換となるフェリペ マッサは20グリッド降格となる。
セッション開始時の気温は37℃、路面温度47℃、湿度は44%で午前中に続いて快晴の青空となっている。まずはクリスチャン アルバースを先頭に、MF1レーシングの2台とスーパー アグリの2台がコースへと向かう。今回はルノーも早めに動きを見せ、ジャンカルロ フィジケラがコースへ。 3分、まずはアルバースが1分38秒357でターゲットタイムを記録する。すぐにチームメイトのモンテイロが1分38秒309でトップへ。フィジケラが1分35秒488でトップタイムを塗り替える。フェルナンド アロンソもそれに続く2番手へ。 5分、トヨタのラルフ シューマッハが1分35秒267でトップへ。マクラーレンのファン パブロ モントーヤ、フェラーリのフェリペ マッサ、ウィリアムズの2台とBMWザウバーの2台もコースに出ていない。 6分、モントーヤとニコ ロズベルグがコースへと向かう。キミ ライコネンが1分34秒667でトップへ。BMWの2台、そしてマーク ウェーバーもコースへと向かう。これで20グリッド降格のマッサ以外はコースインを完了したことになる。 8分、マッサもコースへ。残り5分、タイムを記録した中での下位6人はヴィタントニオ リウッツィ、ヤルノ トゥルーリ、クリスチャン アルバース、ティエゴ モンテイロ、佐藤 琢磨、井出 有治となっている。モントーヤが1分34秒536でトップタイムを記録。 11分、トゥルーリがタイムを更新して現在8番手へ浮上。これによってクリスチャン クリエンがノックアウトゾーンへと降格してきた。コース上にはほとんどのクルマが出ている。ルノーとマクラーレンの4台、バトンだけが安定したタイムを記録してピットに戻っている。 残り30秒、クリエンとクルサードのレッドブルコンビがそれぞれ大幅にタイムを更新して上位へ浮上、これでトロ ロッソのスコットスピードがノックアウトゾーンに入ってしまった。ミハエル シューマッハが現在ギリギリの16位。 セッション終了。公式予選第1ピリオドの順位は、1位ファン パブロ モントーヤ、2位キミ ライコネン、3位デビッド クルサード、4位ジェンソン バトン、5位フェリペ マッサ、6位ニコ ロズベルグ、7位クリスチャン クリエン、8位ラルフ シューマッハ、9位マーク ウェーバー、10位ジャック ヴィルヌーヴ、11位ジャンカルロ フィジケラ、12位フェリペ マッサ、13位ヤルノ トゥルーリ、14位ルーベンス バリチェロ、15位ニック ハイドフェルド、16位ミハエル シューマッハとなっている。 ノックアウトゾーンは17位スコット スピード、18位ヴィタントニオ リウッツィ、19位クリスチャン アルバース、20位ティエゴ モンテイロ、21位佐藤 琢磨、22位井出 有治となっている。 公式予選第2ピリオドはまもなく開始される。