パイオニアは、HDD&DVDレコーダー“スグレコ”シリーズのアナログチューナーモデルとして「DVR-640H」と「DVR-540H」の2機種を発表した。DVDレコーダーの基本ニーズの1つである長時間録画を実現するため、別売の外付けHDDを接続できるようにしたのが最大の特徴。
別売の増設HDD「HDD-S250」(250Gバイト)を背面の専用ポートに接続可能。複数の外付けHDDを繋ぎ変えて使用することもできるため、録画時間は「無限大」(同社)だ。 250Gバイト1台でSPモード約106時間の録画時間が増やせるため、「たとえば24のシーズン1〜4までをSPで1台のHDDに録画できる。子ども用のアニメなら1年分に相当する」(同社)。HDD-S250は6月下旬発売予定で、価格はオープン。店頭では1台あたり2万7000円前後になる見込みだ。 増設した外付けHDDは、録画予約の録画先に指定できるほか、内蔵HDDで録画中に増設HDD内の番組を再生したり、内蔵HDDと外付けHDDの間で録画番組をダビングすることも可能だ(コピーワンス番組の場合はムーブ)。 コンセントは別途必要だが、本体の電源オンに合わせ、自動的に電源が入る仕組み。インタフェースはS-ATAをベースに独自開発したもので、一般的なPC用外付けドライブとの互換性はないという。「著作権管理の立場から、増設時にはレコーダー本体と外付けHDDの間に固有IDを持たせ、1対1の承認をしている。1つの外付けHDDをほかのレコーダーで使用する場合は、フォーマットする必要がある」(同社)という。