「モバイルGyaO」。USENは携帯電話向けに動画の無料配信サービスを27日から始める。パソコン向け動画無料配信「GyaO(ギャオ)」の番組などを配信する。サービス開始当初は、NTTドコモのFOMA 90Xiシリーズ向けに動画再生アプリケーションを提供。ユーザーは、この専用アプリケーションを使って動画コンテンツを視聴する。 携帯の利用頻度が多く、消費性向の高い10代後半―30歳代前半の女性の利用を開拓する。初年度300万人の視聴登録を見込む。
「モバイルGyaO」は、携帯電話向けに無料で映像コンテンツを配信するサービス。システムの運用開発は、同社子会社のKLabと共同で行なわれている。パソコン版と同様、広告収入で運営され、ユーザーは無料で利用可能。ただし、大容量のデータを受信することになるため、同社ではパケット通信料定額プランの利用を推奨している。 スタート時の対応機種は、NTTドコモのFOMA 90Xiシリーズのみで、専用iアプリで視聴することになる。一度アプリをダウンロードすれば、サイトに再アクセスすることなく、アプリ上で番組表を参照し、見たいコンテンツを選択、視聴できる。 用意されるコンテンツは音楽プロモーション映像や、オリジナルのランキング番組、10分程度の短編シネマなど。また、非対応機種でも楽しめるようにFlashゲームや占いなども用意される。一部のEZweb端末やボーダフォンライブ!端末向けにはダイジェスト風のサンプル映像が提供される。 このため若年層の女性に特化したサイト「ガールズGyaO」を立ち上げる。20番組ほどで始めるが、50番組程度まで増やす計画。 USENは同日、登録ユーザーが780万人を超えるなど急速に浸透する「GyaO」のブランド力を生かし、同社が提供する個人向け光インターネット接続サービス「BROAD-GATE 01」を4月1日から「GyaO光」に名称変更すると発表した。同様に、「USEN 光 with フレッツ」も「GyaO 光 with フレッツ」に改称する。