米航空宇宙局(NASA)は、土星の衛星『エンケラドス』の表面から、氷や水蒸気が間欠泉のように噴き出す様子を土星探査機『カッシーニ』が捉えたと発表した。 エンケラドス(写真) この発見はエンケラドスの地表のすぐそばに液体の水が存在することを示す証拠かもしれない。もしそうなら、エンケラドスは太陽系内で見つかった、生命体の誕生に最もつながりやすい環境ということになる。 ここに写っているのは大部分が南半球で、南極付近には「タイガーストライプ」(トラ縞)と呼ばれる亀裂が見られる。このような部分で間欠泉のような噴出が確認された。
1997年の打ち上げられたカッシーニには、本体中央に金色の円盤は小型探査機『ホイヘンス』が搭載されている。ホイヘンスは2004年にカッシーニから切り離され、土星の衛星『タイタン』に着陸した。