東芝はホームシアター向けのDLPプロジェクタ「et10」、「et20」を発表した。ともに約2mで100インチの投射が可能となっており、et20ではDVDプレーヤーと5.1chスピーカーを内蔵し、一台でDVDの大画面再生が可能となっている。「et10」はet20からDVDプレーヤー部を省いたモデルとなる。
いずれも854×480ドットの0.55型DMDチップを搭載したDLPプロジェクタで、輝度は1,100ANSIルーメン、コントラストは2,000:1。2mで約100インチ、1.27mで60インチと、非常に近い距離での大画面投射が可能となっており、通常のプロジェクタでは視聴者の後ろにプロジェクタを設置しなければいけない状況でも、et20/10では視聴者の前にプロジェクタを設置できる。 また、プロジェクタを視聴者の前に置けることからスピーカーの音声も楽しむことができ、et20の場合は一台でDVDの再生が楽しめる。スピーカーは5つのユニットと1つのサブウーファからなる5.1ch構成で、出力は総合30W。ドルビープロロジック機能も内蔵する。
外部入力端子として、HDMI、D-Sub15pin(アナログRGB)、コンポーネント(RCA)、S映像、コンポジットを各1系統装備。またet20のみUSB端子も備えている。ランプは230Wでエコモード時180W。電源はACアダプタ。外形寸法は344×322×155mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約4.6kg(et10)/4.8kg(et20)。
価格はet20が1,700ユーロ、et10が1,500ユーロを想定しており、今夏より販売開始する。 ■ 東芝 ホームシアター