ソフトバンクは4月をめどに、インターネット経由で賭けごとを仲介するネットブックメーカー世界大手ベットフェアの親会社、英スポーティング・エクスチェンジ(TSEL)に約2割出資する。 ソフトバンクが立ち上げるファンドが出資する計画で、グループ企業なども参加する見込み。出資額は公表していないが、500億円前後とみられる。
ソフトバンクが組成するファンドは、まずTSELの株主から発行済み株式の15―20%を購入する。さらに、TSELが実施する3%分の第三者割当増資を引き受け、出資比率を18―23%まで高める。 ソフトバンクは「出資は投資活動の一環」とコメントしかし、ネット系のオンライン「賭博取引」会社への投資は、すなわちオンライン賭博をビジネスとして捕らえていることに他ならない。TSELは「ソフトバンクは戦略的パートナー」とコメントしている。 TSELは一九九九年設立。ネットブックメーカーのベットフェアは賭けに勝った参加者から手数料を得る手法などで急成長している。ソフトバンクは地方競馬と提携し、馬券のネット販売を始めている。