長谷川京子が主演するTBSの連続ドラマ「おいしいプロポーズ」(同名の韓国ドラマがあるんですが、この題名のままいくんでしょうか?)が4月23日(日曜後9・00)からスタートする。連ドラの“常連”となっている長谷川だが、主演は意外にも!?初めて。これまでの美女ヒロインから一変、勝ち気なシェフを演じて新たな一面を切り開く。00年の女優デビューから6年、“ハセキョウ”が待望の連ドラ主演の座を射止めた。
これまで5つの連ドラ、「僕だけのマドンナ」や「Mの悲劇」でヒロイン役を務めたことはあるが、意外にも主演作がなかった。連続ドラマの主演は今回が初めて、挑戦するのはラブコメディー。演じるのは「口は悪いが腕は立つ」イタリアンのシェフ役で、小出恵介(22)演じるレストランの経営者とのラブコメディーとなる。イタリアンレストランのシェフ役で「恋愛より仕事」、仲間からは「口は悪いが腕はいい」と言われている女性だ。 演じるのは「口は悪いが腕はいい」というイタリアンの女性シェフ・白石鈴子。働いているレストランが大手外食産業に買収され、社長の御曹司・葛城春樹(小出恵介)が経営に乗り込んでくる。そんなヤングセレブと対立しながらも、いつしか恋に発展していく…。おしゃれで活気あるイタリアンレストランを舞台に、年上の雇われ女性シェフと、年下の経営者が繰り広げるラブコメディーとなる。 TBSの伊藤一尋プロデューサーは「彼女は今まで小悪魔的、ミステリアスな美女、というヒロイン像が多かった。美人すぎるからでしょう。今回は地に足がついた感じ。カジュアルな役としての魅力を引き出していきたい。初主演だからこそ、今までのイメージと違うものを。美人な長谷川さんの像を壊したい」と起用について説明した。 長谷川は「初主演させていただくことになり、大変光栄に思います。見ていただいている方々が明日から頑張ろうとか、前向きになれるように、そして楽しい雰囲気が伝わればと思います」と意気込みを語っている。 「Mの悲劇」では復讐(しゅう)に燃える謎の女、「ドラゴン桜」ではお堅い英語教師と、さまざまな役どころを演じてきたハセキョーだが、今回はこれまでのイメージを覆すような明るいキャラクター。はっちゃけた敏腕シェフとして御曹司とやりとりするなどバリバリ働く自立した一面を持つ一方、恋心に揺れる女性を演じる。 また、長谷川演じる女シェフと反発し合いながらも恋に落ちていく、レストランチェーンの御曹司役は小出恵介(22)。映画「パッチギ!」などに出演し、現在、同局のドラマ「白夜行」で好演を見せている注目の若手。「小出君は芝居がしっかりしている。女性をドキドキさせるお金持ちのジュニアを思いきって演じてほしい」(伊藤氏)と大抜てきとなった。
第一話 レストランの勝ち気な女性シェフと生意気な年下の経営者が織りなすラブコメディー。小松江里子脚本、清弘誠ほか演出。イタリア料理店の雇われシェフ、鈴子(長谷川京子)は若い男性が運転する車に自分の車がぶつけられるのを目撃。相手である春樹(小出恵介)に謝罪を求めるが、彼はろくに謝りもせず修理代を渡して去る。 数日後、鈴子はマネジャーの大河内(西村雅彦)から、店が大手外食産業に吸収合併され新たなオーナーが視察に来ると告げられる。オーナーとして現れたのは数日前に鈴子を憤慨させた春樹だった。驚きを隠せない鈴子に、春樹は彼女のことなど覚えてもいないような態度を見せる。さらに春樹は鈴子たちスタッフを前に全員の解雇を言い渡す。鈴子はすぐさま反発の声を上げる。
第二話 鈴子(長谷川京子)がバンビーナに出勤すると、店では一番下っ端のシェフ・藤田(大東俊介)のミスで痛みかけのいわしが大量に仕入れられ皆が困惑していた。だが、それを見た鈴子はすぐにイタリアでの経験を生かし、“ういきょう”を使っていわしを上手にランチのパスタへと作り上げる。 その時ちょうど店に来ていた新オーナー春樹(小出恵介)の秘書・大河内(石井正則)はそのランチを食べ、ランチが美味しかったと春樹に報告する。春樹も早速、そのランチを食べにバンビーノに姿を現すがあいにくランチは好評で売り切れ。残ったソースだけを口にした春樹は、沙織(小林麻央)に作ったナポリタンの時と同様に鈴子の腕前に感心する。 すると何を思ったのか春樹はいきなり鈴子に明後日の夜一緒に来てもらいたいところがあると言い出す。鈴子は春樹の申し出を断るが、春樹に店をこのままの状態で維持させてもらいたいマネージャー(西村雅彦)は春樹に取り入ろうと春樹の頼みを聞き入れててしまう。 約束の日・・・。渋々春樹の会社を訪ねた鈴子は春樹に連れられて高級ブティックへ。春樹に言われるがままドレスアップさせられた鈴子は春樹が企画した葛城グループ主催のパーティーに連れて行かれる。鈴子はパーティーで春樹が大切な人と言ってバンビーナに連れてきた女性・沙織が他の男性と来ているのを目撃。沙織を春樹の恋人だと思っていた鈴子は沙織が本当は春樹の亡くなった兄の恋人だったと知り、男連れの沙織を寂しげに見つめる春樹を心配するが・・・。
第三話 売り上げを倍にしなければ店をつぶすと言われ怒る鈴子(長谷川京子)。一緒に来てほしい場所があると春樹(小出恵介)に誘われるが断る。 結局、店のためにと大河内(西村雅彦)に頼まれ仕方なく春樹のビルを訪れた。春樹は戸惑う鈴子をドレスアップさせ、パーティーへ連れ出す。会場で豪華なイタリア料理を味わった鈴子は春樹の意外な優しさに心を開き、父親との思い出を語り始める。 そんな中、春樹が思いを寄せる沙織(小林麻央)がほかの男性と一緒に現れる。沙織が春樹の亡き兄の婚約者だったと知った鈴子は、春樹が心配になる。
第四話 5月7日 鈴子(長谷川京子)は春樹(小出恵介)のパーティーの翌朝に帰宅した。同居するマキ(小池栄子)は2人の仲を疑うが、鈴子は何もなかったと弁明する。 そのころ、春樹は婚約者気取りのミチル(サエコ)から鈴子が忘れたバッグのことを問い詰められ、鈴子と朝まで一緒にいたと適当にうそをついていた。怒ったミチルはバッグを手に鈴子の店に乗り込み、皆の前で春樹から言われたことをぶちまける。 さらに店がつぶれても鈴子だけは解雇されないという話が広まり、従業員たちは不信感を募らせる。鈴子は春樹に誤解を解いてほしいと言うが、交換条件を持ち掛けられる。
第五話 5月14日 鈴子(長谷川京子)は春樹(小出恵介)が気になり、彼のことに過剰に反応してしまう。一方、兄の三回忌を迎えた春樹は、兄の恋人だった沙織(小林麻央)にプロポーズする。 そんな中、鈴子の店に春樹の父で社長の道造(橋爪功)がやって来る。道造は店のマネジャーの大河内(西村雅彦)に、鈴子を自分の別荘に来させるよう言う。 鈴子はホームパーティーをするという道造の料理を作るため、仕方なく1人で別荘へ向かう。そのころ、春樹は銀行の融資担当の藤森(小澤征悦)と会っていた。
第六話 「あなた、彼女のことが好きになる」5月21日 鈴子(長谷川京子)に慰められ、春樹(小出恵介)は沙織(小林麻央)への気持ちに整理をつけた。そんな中、沙織が婚約者と渡米する日を迎え、鈴子は空港へ見送りに行く。 そこへ来ないはずだった春樹も現れ、沙織を笑顔で見送る。鈴子はどこか寂しそうな春樹を、めいのちはる(黒田凛)の音楽発表会へ強引に連れて行く。 演奏会後、鈴子は自宅アパートで春樹に昼食を振る舞う。だが春樹を駅まで送る途中の公園で、鈴子は彼から預かった上着に入っていた財布を盗まれてしまう。 そのころ、鈴子のアパートを元恋人の藤森(小澤征悦)が訪ねていた。
第七話 「予期せぬ三角関係」5月28日 鈴子(長谷川京子)たちは春樹(小出恵介)から、今週いっぱいで店を閉めると告げられた。そこへ、鈴子の元恋人で銀行の融資担当の藤森(小澤征悦)が現れる。 2人はかつて結婚の約束をした仲だったが、鈴子には藤森を許せない理由があった。そんな中、鈴子は店を代表して春樹と交渉することに。ところが鈴子は春樹に亡き兄のために本意ではない仕事をしているのではないかと言ってしまい、取り乱した春樹は彼女を追い返す。 鈴子の落胆と店の状況を知った藤森は、春樹たちを相手に不当解雇の訴訟を起こせば店を続けられると提案する。
第八話 「」6月4日 鈴子(長谷川京子)はマキ(小池栄子)から、実家の料理店がつぶれたのは藤森(小澤征悦)のせいではなく、兄の徹(天野ひろゆき)の借金のせいだと聞き複雑な思いになる。誤解が解け互いの思いを確認した藤森は、鈴子にもう一度やり直したいと告げる。 そこへ、春樹(小出恵介)から鈴子に電話が入る。その様子を見ていた藤森は、鈴子が好きなのは春樹だと気付く。鈴子はその場を取り繕おうとするが、動揺を隠せない。一方、マネジャーの大河内(西村雅彦)たちから弁護士を立てて訴えると言われた道造(橋爪功)は、春樹に内証で嫌がらせを始める。
第10話 6月18日 店の内装工事中、鈴子(長谷川京子)たちは春樹(小出恵介)の会社の社員食堂で働くことになった。春樹とミチル(サエコ)の婚約を知った鈴子は複雑な心境に。2人の婚約は新聞でも取り上げられていた。社員食堂を訪れた春樹は鈴子に、婚約の件はどうにかするから信じてほしいと言う。 春樹は取引先の重役と懇談会に出席している道造(橋爪功)のもとへ乗り込み、婚約を取りやめるよう頼む。だがそこへミチルの父が現れ、春樹は何も言えなくなってしまう。一方、鈴子のいる社員食堂に藤森(小澤征悦)が現れる。藤森は傷つく鈴子を見たくないと伝えるが、鈴子は気丈に振る舞う。その帰り、藤森と春樹が遭遇する。