気象庁は3月1日に開花予測を発表しました。今春のサクラ(ソメイヨシノ)の開花予想を発表した。全国的にほぼ平年並みで、昨年と同じか、早い所が多い見込み。本年のさくら(ソメイヨシノ)の開花は、東日本・西日本では平年より早い地点が多い見込みです。
サクラの花芽は、冬の寒さに一定期間さらされると休眠から目覚め、2月後半以降の気温が高いと開花が早まるとされる。同社は「今冬は十分に寒く、春の気温は平年並みか高めとみられるので、平年並みの所が多いだろう」としている。
さくらの開花は、一般的に気温が高いと早まり、気温が低いと遅くなります。
今回の予想対象地域の2月の気温は、東日本(北陸・関東甲信・東海)、西日本(近畿・中国・四国・九州)ともに平年より高く推移しました。また、3月の気温は平年並か平年より高いと予報されています。
このため、本年のさくらの開花は、東日本・西日本では平年より早い地点が多い見込みです。
西日本などでは平年に比べ、曇りや雨の日が多く、日照時間が少ない恐れもあり、九州南部と四国南部、甲信では5日前後平年より遅くなる所もあるという。
同社によると、3月29日には福岡市と東京都心で開花し、31日に宮崎市、和歌山市、さいたま市など、4月1日に高知市、大阪市などが続くという。このほかの各地の予想日は、名古屋市4月2日、新潟市4月15日、山形市4月19日、函館市5月3日など。
<桜の開花条件>
桜は、翌春に咲く花のもととなる芽を夏に作り、秋から冬にかけて「休眠」に入ります。花の芽は、冬の間に十分低い気温にさらされることにより、休眠から覚める「休眠打破」の状態を経て、温度の上昇とともに成長・開花します。冬に十分気温が下がらないと、「休眠」から覚めにくく、桜の開花は遅れがちとなります。また、開花は2月後半以降の気温が高くなると早まり、成長の時期にあたる2月以降の気温が高いか低いかによって、開花の時期が大きく変わってきます。
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さくらの開花予想(第1回)(北陸、関東甲信、東海、近畿、中国、四国、九州)
ケータイから投稿できる桜前線マップ作成プロジェクト
フォトン、インデックス、デジタル・アースは、携帯電話やパソコンから桜の写真を投稿して、グーグルの「Google Earth」上で桜前線のマップを作り上げていくユーザー参加型プロジェクト「さくらマッピング」をスタートした。5月までの期間限定で開催される予定。
「さくらマッピング」は、ユーザーが撮影した桜の写真を位置情報とともに投稿すると「Google Earth」上で桜前線としてマッピングされるというプロジェクト。4月22日が「アースデイ」とされていることにちなんだ「惑星アート・プロジェクト グリーン@Earth422」の一環として実施される。GPS対応ケータイであれば、位置情報付の画像を送る形になるが、GPS非対応機でも手動で位置情報(スポットの名称)を指定できる。メッセージとともに投稿すれば写真とともに公開される形となる。宛先は「 map@mapping.jp 」。
同プロジェクトでは、開花前のつぼみの写真なども募集している。また携帯向けサイトでは今後、同プロジェクトと連動したコンテンツの提供も予定されている。
サクラサク…トップ切り高知市で
高知地方気象台は15日、全国のトップを切って高知市の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。
平年より8日、昨年より16日早い。1954年の観測開始以降、90年に次いで2番目に早い開花となった。
この日午後、高知城三の丸の本木で、5輪の開花を確認した。同気象台によると、2月下旬から、平年より気温の高い日が続き、開花が早まったという。
高知県で全国最初に開花するのは2003年以来3年ぶり。
三宅島の桜、咲く 関東地方で「トップ」
16日午前、三宅島の桜が開花した。関東地方では最も早い。三宅島では観測に使っていた桜の木が火山ガスで枯れてしまい、気象庁は別の木について開花を確認し、参考情報として発表した。65年に観測を始めてから最も早かった89年の記録に並んだ。
気象庁によると、00年までの観測記録では、平年の開花は3月29日
東京では12年ぶり「風塵」、大荒れで列車も止まる
発達した低気圧が日本列島の南岸を通過した影響で、太平洋側の各地では19日、強風が吹き荒れ、電車が止まるなどのトラブルが相次いだ。
気象庁によると、東京・大手町では午後5時48分、最大瞬間風速33・4メートルを記録し、強風でちりや砂が舞い上がり、遠方の視界が遮られる「風塵(ふうじん)」が12年ぶりに観測された。
また、青森県八戸市と埼玉県熊谷市では同26・9メートルなど、各地で25メートルを超える強風が吹いた。横浜市でも午前11時40分ごろ、同20・3メートルを観測、横浜港近くのホテルや高層マンションは舞い上がった土や砂でかすんで見えた。
<桜開花>ソメイヨシノ、東京は平年より7日早く 気象庁
気象庁は21日、東京、横浜市、千葉県館山市で、桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。東京は平年より7日、前年より10日それぞれ早い。
この日の東日本は、午前中から高気圧に覆われて気温が上昇。東京・大手町では最高気温が16.7度を記録するなど、関東地方は4月上旬並みの陽気になった
<桜開花>予想対決、気象庁に軍配
桜の開花時期を巡っては、3月上旬の時点で気象庁と民間気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)の予想が大幅に食い違い注目を集めていたが、最終的に3月22日と予想した気象庁に軍配が上がる格好となった。
当初の予想は、同庁が25日、ウェザーニューズが30日。3月中旬にそれぞれ22日と24日に修正した。
同庁は今年から開花予想日を算出するため新たな数式を導入し、予想の精度向上を狙った。ウェザーニューズは約5000人の利用者からの情報を基に、独自の計算方法で予想日をはじき出した。
同庁の担当者は「東京の開花日については反響が大きく、ホッとしているが、大阪や名古屋など、まだ開花していない地域もあり、新数式が正しかどうかは予断を許さない」と慎重に話す。
一方、ウェザーニューズは「気象庁は1本の標本木だけで判断しているが、こちらは都内355本を見て判定。現段階で23本しか咲いておらず、気象庁の開花宣言は早過ぎる」としている。
■ URL
さくらマッピング
http://mapping.jp/
携帯向けサイト
http://smp.39e.jp/