MicrosoftがWindows Vistaとして提供するエディションは、「Ultimate Edition」を含む6種類。Ultimate Editionは、企業向けバージョンと消費者用バージョンの最良の部分を組み合わせたものになる。同社では2007年の後半には、全バージョンをリリースしたいとしている。 Ultimate Edition以外に消費者が購入できるのは 「Vista Home Basic Edition」 「Vista Home Premium Edition」。
一方、企業が選択できるのは 「Vista Business Edition」 「Vista Enterprise Edition」の2つとなっている。
ただし、ハイエンド向けの「Vista Enterprise Edition」は、ボリュームライセンスプログラムを利用する顧客にのみ提供される。また同社では、新興市場向けに「Vista Starter Edition」を投入する予定だが、これは新しいPCに搭載される形のみで出荷される。
小規模企業向けバージョンを用意しない代わりに、バックアップ機能の強化や、チュートリアルの追加といった小規模企業向けのさまざまな改善項目をVista Business Editionに追加する。
Windows Vista Starter Edition インドやタイなどの新興市場でのみ、新しいPCにバンドルされる形で販売される。32ビットマシンだけに対応し、同時に動かせるプログラムの数に制限がある。
Windows Vista Home Basic Edition 「Windows XP Home Edition」の後継バージョン。新しいセキュリティ機能や検索機能が追加されるが、見映えのするインターフェースやハイエンドのメディア機能は提供されない。
Windows Vista Home Premium Edition 一般ユーザー向けのハイエンド製品。Vistaの新しいインターフェースをサポートするほか、Media CenterやTablet PCの諸機能も提供。
Windows Vista Business Edition 「Windows XP Professional」の後継バージョン。企業向けOSの主流製品となるほか、小さな企業向けのツール類も含まれる
Windows Vista Enterprise Edition ボリュームライセンス購入企業にのみ提供される。「Business Edition」のすべての機能を含むほか、暗号化やUNIXサービス、仮想マシンなどの諸機能も追加されている。
Windows Vista Ultimate Edition 「Enterprise Edition」と「Home Premium Edition」の各機能が組み合わされた最上位製品。
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