「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」は、ロシアで今月1日から公開されている国産SFX(特殊撮影技術)映画「ドネブノイ・ダゾール」(デイ・ウオッチ)が、封切りから15日間で2600万ドル(約30億円)を売り上げ、ロシア映画界の興行収入記録を塗り替えた。インタファクス通信が16日伝えた。
テレビ局を中心とする大規模な宣伝が話題になり、半月で観客600万人を動員した。これまでの記録はソ連のアフガニスタン侵攻を題材にした昨年公開のロシア映画「第9中隊」の約2460万ドル。 「ドネブノイ・ダゾール」は、2004年夏に大ヒットした「ナチノイ・ダゾール」(ナイト・ウオッチ)の続編。世界の善と悪の均衡を保つことを使命とする超能力者の活躍を描くロシアの人気小説を映画化した。