スカイプ・テクノロジーズは、P2P電話ソフト「Skype(スカイプ)」で一般の固定電話や携帯電話からの通話が着信可能な「SkypeIn(スカイプイン)ベータ版」の日本国内での提供を開始した。
SkypeInは、固定電話や携帯電話からの着信をSkype上で受けることが可能なサービス。日本では、SkypeInの申し込み時にフュージョン・コミュニケーションズの050番号が割り当てられ、同番号への着信をSkype上で受けられる。また、すでにフュージョンの050番号を取得している場合には、同社のWebサイトなどから手続きを行なうことで、既存番号でのSkypeInの利用が可能だという。 同サービスでは、フュージョンの「FUSION IP-Phone“Multi-Gateway for Skype”」を利用。SkypeIn番号への通話料金は、各通信事業者が設定するFUSION IP-Phoneへの通話料金が適用されるほか、フュージョンのVoIP基盤網を利用したIP電話サービスのユーザーであれば、SkypeIn番号への通話料金は無料になる。 SkypeInは固定電話や携帯電話などからの着信を受けるためのサービスで、SkypeIn番号を利用した発信は行なえない。なお、Skypeから固定電話などへの発信が可能な「SkypeOut(スカイプアウト)」利用時には、スカイプ社が設定した通話料金が適用されるため、SkypeInとの通話料金設定とは異なる。 日本でのSkypeInサービス対象は、日本国内に在住しているユーザー。利用料金は、3カ月契約が1,500円、12カ月契約が4,000円。また、ボイスメールサービスを無料で利用できる。なお、SkypeInが利用可能なSkypeのバージョンは、Windows版が1.2.0.37 以降、Macintosh版が1.0.0.15 以降、Linux版が1.0.0.20 以降、Pocket PC版が1.1.0.4。