Opera Softwareは、「Opera 9」の正式版をリリースするまで、最新版ビルドを原則として毎週公開していく方針を明らかにした。これにあわせて同日、最新版ビルドが公開された。修正点などはブログで公表している。ソフトウェアの最新版ビルドをこの頻度で公開する。
この最新版ビルドはこれまで公開されてきたテクノロジープレビュー版やパブリックベータ版のように厳重にテストされているわけではなく、インストールした場合にはトラブルが発生する確率が非常に高い。 公式発表として「メール、ブックマーク、その他のデータを失ったり、コンピュータをクラッシュさせることをいとわない場合にのみ、これらのビルドを使うように」との注意書きがある。 これまで公開されたベータ版などの場合、公開される前にセキュリティ面のテストとともに、以前のバージョンに復帰できるようにするためのテストが厳重に行なわれ、ユーザーが問題に直面しないで済むようにしていた。 最新版ビルドでもこうした問題にある程度の注意が払われるが、トラブルやデータ消失などに直面する可能性は以前よりも高くなる。 公開する理由について、Operaでは、 「目標は我々の開発プロセスを献身的なユーザーに向けてさらにオープンにし、次のパブリックベータ版を出荷するよりも早い段階でもっと関わりを持てるようにする」 「Opera Desktop」ブログを開設し、修正点や改善点などをユーザーに向けて細かに公表する。また、これまで通りOperaの「Beta Testing」フォーラムやOperaが開設している「opera.beta」ニュースグループで最新版ビルドに関する情報交換を行なうことができる。 今後の予定としては原則として毎週金曜日に最新版ビルドを公開する予定だ。しかし、公開するのに十分な品質が保てないと判断された場合には1週間空く場合もある。 ■ Opera Desktopブログ(英文)