米国の富豪で冒険家のスティーブ・フォセット氏が、ヴァージン アトランティック航空のスポンサードを得てノンストップ無着陸最長飛行記録を目指して2006年2月8日(米国時間)、米フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターから離陸した。4万3311kmを飛んで3日後に英国に降り立つ予定。
フォセット氏は、2005年3月に世界初の無着陸・無給油での単独世界一周飛行に成功しており、今回も同じ一人乗りの超軽量機「GlobalFlyer」で新記録に挑戦している。 この機体はターボファンエンジン一基を搭載した3つの胴を持つ飛行機で、翼長約35m、全長約13m、重さ約1.5t。自重の4倍の燃料を搭載可能という。世界初の民間有人宇宙船「スペースシップワン」を開発したことで知られるバート・ルータン氏が設計した。