バンダイが3月2日に発売するプレイステーション 2用3Dアクションシューティング「機動戦士ガンダム クライマックスU.C.」は、「機動戦士ガンダム」から「ガンダムF91」までの宇宙世紀シリーズ8作品を堪能できる“集大成”といえる作品。
前回、「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」「機動戦士ガンダムF91」の、名場面ばかりを楽しめるクロニクルモードは紹介したとおり。各作品のクライマックスシーンでは、サンライズによる新規描き下ろしアニメーションが入る。 今作は、クロニクルモードのほか、一年戦争から年代順に並んだ9つのステージを通して、オリジナル主人公で遊べるプログレスモードが用意されている。このモードでは、プレーヤーがオリジナル主人公を選び、戦いを通して育成していくことになる。宇宙世紀シリーズは「機動戦士ガンダム」から「機動戦士ガンダムF91」まで、44年経っている。そのため、今作のモードでは世代交代が行われる。親から子へ、才能は引き継がれる。だが、そのためには特定条件を満たしてクリアしなくてはならない。 プレーヤーは地球連邦軍かジオン軍(デラーズフリート)のどちらかを選択。ステージを進めていくと時代が動き、所属軍チェンジイベントが発生し、任意に次世代の所属を選択できるようになる。地球連邦軍からエゥーゴかティターンズを、ジオン軍(デラーズフリート)からエゥーゴかアクシズかを。エゥーゴとティターンズから地球連邦軍(ロンド・ベル)、アクシズからネオジオン。そして次世代へ……。 このようにステージが進むにつれ、ストーリーは複雑に入り組んでいく。プレーヤーが過去に作成し、メモリーカード内に存在しているパイロットが、同じ軍の同僚や上官として登場することもあるという。プレーヤーの選択はイベントにも派生する。オペレーターや同僚パイロットと仲良くなるイベントなど、さまざまな恩恵があり、「世代交代」に影響していく。 オリジナル主人公は、ストーリーに沿って得たスキルポイントを自由に振り分け、パイロットを育成していく。戦果に応じて階級がアップ。それに応じてモビルスーツが支給され、乗り換えが可能となる。プレーヤーは最初、主人公キャラクターの性格を3つのタイプから選び決定することができる。性格によって、セリフのパターンが変更されるほか、上がりやすい能力値も決まっている。 初代パイロットはカムナ・タチバナと固定されているが、選ぶパートナーや選択によって子供は性別すらも変わる可能性がある。2代目が女性パイロットとなることもあるとか。男女とも2パターンの第2世代主人公が設定されており、プレーヤーの選択により、顔と性別が、そして受け継がれる能力が決定する。「機動戦士ガンダムF91」の時代に、エースパイロットを父に持つ有望パイロットとして活躍していく。会話シーンはもちろんフルボイス。オリジナルキャラクターはもちろん、歴戦のヒーロー、ライバルたちも色鮮やかに物語を紡いでいく。 各ステージには、自らが搭乗する機体を選択する際、弱い機体に乗れば乗るほどパイロットの能力成長に特別ボーナスが加算されることになる。これは、ステージクリアによる成長とはまた別のものとなる。強力なモビルスーツで敵を葬るのは簡単だが、脆弱なモビルスーツでは難しい――だからこそボーナスが加算されるということだ。 □ 機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 特典 ジャケットコレクション付き