ルノーF1チームは、モナコにて2006年型マシンR26を正式に発表した。ルノーはこのマシンでダブルタイトル防衛を目指す。
すでにR26は今月10日にヘレスでコースデビューを果たし、その後もテストが進められているが、この日ようやく正式発表の日を迎え、世界中から集まったメディアの前でお披露目された。 ルノーF1のチーム代表、パトリック・フォールは、R26の発表に際し、次のようにコメントした。 「ルノーF1チームにとって、2006年のテーマは“継続”である。今年は、マネージメント陣にも、ドライバーラインナップにも、テクニカルチームにも変更はない。ビリー−シャティヨンとエンストンの両スタッフは、2006年にも安定したパフォーマンスを発揮できるよう、全力を尽くしてきた。パフォーマンス上の目標はただひとつ。シーズン終盤に世界選手権を争うポジションにいることだ」 「グリッドにつくどのチームもそうだが、2006年も(昨年同様)、成功できるかどうかは、どれだけうまく変化に適応できるかにかかってくる。新たなV8エンジンの導入によって、信頼性とパフォーマンスの微妙なバランスを見つけることが、より重要となってくる。2005年は、この点については我がチームはうまくやれたわけだが、これについてはテクニカルパートナーのエルフと共に取り組み、ここまでのところ、RS26の出来には非常に満足している。タイヤレギュレーションが再び改正されたために、ミシュランもまた新たなチャレンジに直面している。今年はミシュランにとってF1での最後の年となるわけだが、我々のテクニカルチームとより一層緊密な作業を行うことにより、勝利の年にすることができると確信している」 今季、レースドライバーは、昨年のチャンピオン、フェルナンド・アロンソとジャンカルロ・フィジケラのラインナップを継続、サードドライバーにはヘイキ・コバライネンを起用している。アロンソはすでに2007年のマクラーレン移籍を決めており、ルノー最後の年となる今シーズン、タイトル連覇を狙う。