オーストリア通信によると、ウィーン美術史美術館で11日朝、16世紀のイタリアの彫刻家ベンベヌート・チェリーニの金細工「サリエラ」が盗まれているのを警備員が見つけ、警察に届け出た。サリエラは高さ約26センチの豪華な彫刻が施された塩入れ。「彫刻のモナリザ」とも称されるイタリア・ルネサンス最盛期の傑作で、時価は5000万ユーロ(約67億円)以上とみられる。
サリエラ:「彫刻のモナリザ」ほこ部分を発見−−オーストリア 03年にウィーン美術史美術館から盗まれた16世紀のイタリアの彫刻家ベンベヌート・チェリーニの金細工「サリエラ」の一部とみられる三つまたのほこがウィーン市内で発見された。オーストリア警察当局が20日発表した。 見つかったのは金細工のうち、取り外しが可能なほこの部分」としている。サリエラは約26センチの豪華な彫刻が施された塩入れで「彫刻のモナリザ」とも称される傑作。時価は5000万ユーロ(約70億円)以上とされる。 昨年10月、保険会社に対し1000万ユーロを要求する手紙が送りつけられ、犯人側からの指示で警察が同月末、ウィーン市内の公園でほこを発見。犯人側からの接触は11月上旬に途絶え、サリエラ本体の行方も不明という。 時価70億円の金細工、無事発見 ウィーンの森で 03年5月にウィーン美術史美術館から盗まれた、16世紀のイタリアの彫刻家ベンベヌート・チェッリーニ作の金細工「サリエラ」が21日、発見された。地元警察が同日明らかにした。 容疑者とされる写真を前日に公表したのがきっかけで、男(50)が数時間後に自首、供述通りウィーン北西約90キロの森に埋められていた木箱の中から見つかった。 金細工は豪華な彫刻が施された約26センチの塩入れ。「彫刻のモナリザ」とも呼ばれる傑作。時価は5000万ユーロ(約70億円)以上とされ、オーストリアでの美術品盗難としては過去最大の被害だった。 警察は20日、犯人側から昨年10月に保険会社に1000万ユーロを要求する手紙が送りつけられ、同月末に取り外しが可能なサリエラの矛の部分だけがウィーン中心部のモーツァルト像近くで発見されていたと発表。さらに警察との接触に使われたとされる携帯電話を買った男について、監視カメラの写真を公表していた。男は知人から「写真に似ている」と指摘され、すぐに観念したという。 警察などによると、男は警報設備関係の仕事をしていた。事件の数週間前に同美術館で初めてサリエラを見物した際、警備システムの欠陥を見つけ、犯行に至ったが、美術品としての価値は知らなかったという。 フランス美術館で覆面強盗!モネ被害額は「算定不可能」a> ムンクの「叫び」 オスロの美術館から強奪される!a> サリエラ:「彫刻のモナリザ」ウィーンの森で無事発見a> 5年前強奪 45億円のレンブラント自画像が戻るa> 英国王室物置から112億円の絵画、カラバッジオ作名画 a> 2億円の絵画が!紛失してから数百年経て友達の家の壁に・・a> 真贋論争オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品絵画32億で落札a> ゴッホ「 ある男の肖像画 」が偽物?a> ゴッホ「アルルの女・ジヌー夫人」41億円、ピカソ「ドラ・マールの肖像」108億円a> ダ・ヴィンチの「受胎告知」、来年3月に日本初公開a> ミロのビーナス ルーブル美術館展示室を2倍に改修a> 「モナリザ」の模写!?なぞの絵画公開a> 偽物の裏壁から本物が出現!ノーマン・ロックウェル「息子の旅立ち」a>