マツダが北米国際オートショー=通称:デトロイトモーターショーに出展した『かぶら』(鏑)のベースになったのは2.0リットル「MZR」エンジンを搭載する『ロードスター』のFRレイアウトだ。
全長4050mmのコンパクトなボディに3+1のシートをレイアウトするために、助手席側のグローブボックスを取り外し、運転席より15cm前方にオフセットレイアウト。さら前後の広い居住空間を確保し、リアシートへのアクセスも容易にさせるための、助手席側ドアにはスライド式でボディ内部に収納される形を採用した。
一般的な2+2クーペのように、運転席のすぐ後ろプラス1シートを設けることで最大4名のシートキャパシティを確保した室内は、3人ならばゆったり乗車が可能だ。 会場で高い評価を得た「ZOOM-ZOOM」なルックスを特徴付けているのは、張り出したホイールアーチを持つ力強いスタイル、フロントガラスからルーフ前部まで境目のない一体ガラスだで構成されたキャビン。 ガラスハッチは前後2分割され、前方部分はスポイラーのようにせり上がり、室内のベンチレーションとリアシートのヘッドクリアランス拡大に役立つように工夫されている。