マクラーレン・メルセデスは、現地時間(以下、現地時間)19日、声明を発表し、2005年F1世界選手権でワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ(スペイン:24歳)との間で、2007年からのドライバーズ契約を締結したことを発表した。契約年数との詳細は明らかになっていない。
マクラーレン・メルセデスは今月14日、携帯電話会社大手のボーダーフォンとの間で2007年からのタイトルスポンサー契約を締結したことを発表。 2007年のF1世界選手権に「ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデス」のチーム名で参戦することを明らかにしたが、その発表から5日後のこの日、今季F1史上最年少記録でドライバーズ・タイトルを獲得したF.アロンソをドライバーに起用することを発表した。 チーム代表を務めるロン・デニス氏は、この日の声明を通じ、「ボーダーフォン・マクラーレン・メルセデスのパッケージの競争力における我々の強い信念がワールドチャンピオンに支持されたことは素晴らしいことだ。我々は常に最高の状態でありたいと願っているが、これらは最高の人材、最高のドライバー、最高のスポンサーによってのみ実現するということは明らかだ。 30年以上で間で3度目となるタイトルスポンサーとしてボーダーフォンとの契約発表を行なってから僅か数日以内に、フェルナンド(・アロンソ)との契約を発表できることは、チーム、我々のパートナー、そしてF1のファンにとっても素晴らしいニュースだ」とコメント。 注目となるF.アロンソのチームメイトについては「我々は現在のドライバーであるキミ・ライッコネン、ファン-パブロ.モントーヤとの間で2007年に関しての話し合いを行なっている。キミとファン-パブロの2人は素晴らしい才能にあふれ、プロフェッショナルで競争力の高いF1ドライバーだ。我々は彼らと一緒に世界選手権への挑戦に集中するだろう」と述べるに留まった。 アロンソはマクラーレンへの移籍について次のように語っている。 「パフォーマンスに対する情熱と成功したいという野望を持つチームの一員になることはどのF1ドライバーにとっても夢のようなことである。2007年とボーダフォン マクラーレン メルセデスのためにドライブする機会について興奮している。ボクにとっては新しいことのはじまりであり、とても大きなチャレンジとなるだろう。ルノーを去ることはもちろん悲しいけれど、可能性というものは失うには良すぎるものとともにやってくることもあるんだ。この早い段階で発表できることを嬉しく思っているし、それによって現在のチームと来年ワールドチャンピオンシップを防衛することに集中することができるよ」 今季のマクラーレン・メルセデスは、チーム在籍4年目を迎えるK.ライッコネンとBMWウィリアムズから移籍したJ-P.モントーヤのドライバーラインアップ、最速マシンと評される『MP4-20』を擁し、ライバルのF.アロンソ、ルノー・チームとドライバーズ、コンストラクターズの両タイトルを争ったが、いずれのタイトルも逃している。